ランク関数

式に使用できるランク関数のリストを示します。

関数 説明
DenseRank(Arg1, Arg2, Arg3...) 選択したカラム内の値のランクを表す整数値を返します。最初の引数はランクされるカラムです。

オプションの引数は、昇順 (既定) または降順のランクを使用するかどうかを決定する文字列です。最高値にランク 1 を取得するには、引数 "desc" を使用し、最低値にランク 1 を取得するには、"asc" を使用します。

同じランクの値にはタイが割り当てられ、最高のランク番号はカラムの固有の数値と同じになります。

カラムを別々のランク カテゴリに分ける必要がある場合は、その他のカラム引数 (オプション) を使用できます。

例:

DenseRank([Sales])

DenseRank([Sales], "desc", [Region])

例については、「ランク」を参照してください。

Rank(Arg1, Arg2, Arg3...) 選択したカラム内の値のランクを表す整数値を返します。最初の引数はランクされるカラムです。

オプションの引数は、昇順 (既定) または降順のランクを使用するかどうかを決定する文字列です。最高値にランク 1 を取得するには、引数 "desc" を使用し、最低値にランク 1 を取得するには、"asc" を使用します。

オプションの引数値に応じて、以下のようにランクの値にタイが割り当てられます。

"ties.method=minimum" (既定)、

"ties.method=maximum"、または

"ties.method=first"

使用可能な引数の詳細については、下記の「タイのランクの詳細」を参照してください。

カラムを別々のランク カテゴリに分ける必要がある場合は、その他のカラム引数 (オプション) を使用できます。

例:

Rank([Sales])

Rank([Sales], "desc", [Region])

Rank([Sales], "ties.method=first")

例については、「ランク」を参照してください。

RankReal(Arg1, Arg2, Arg3...) 選択したカラム内の値のランクを表す実数値を返します。最初の引数はランクされるカラムです。

オプションの引数は、昇順 (既定) または降順のランクを使用するかどうかを決定する文字列です。最高値にランク 1 を取得するには、引数 "desc" を使用し、最低値にランク 1 を取得するには、"asc" を使用します。

オプションの引数値に応じて、以下のようにランクの値にタイが割り当てられます。

"ties.method=minimum" (既定)、

"ties.method=maximum"、

"ties.method=first"、または

"ties.method=average"

使用可能な引数の詳細については、下記の「タイのランクの詳細」を参照してください。average ties メソッドは、スピアマン R を使用して Data Relationships を計算する場合に使用されます。

カラムを別々のランク カテゴリに分ける必要がある場合は、その他のカラム引数 (オプション) を使用できます。

例:

RankReal([Sales])

RankReal([Sales], "desc", [Region])

RankReal([Sales], "ties.method=average")

注: ランクのあるカスタム演算式を使用した軸が [軸の評価対象] >[フィルターされたデータ] に設定されている場合、ランクがフィルターごとに再計算されます。

タイのランクの詳細:

関数 Rank および RankReal では、同じ値をどのようにランクするかによって、オプションの ties メソッド引数を追加できます。

引数 説明
"ties.method=minimum" すべてのタイに対して、タイ値の最小のランク値を与えます。
"ties.method=maximum" すべてのタイに対して、タイ値の最大のランク値を与えます。
"ties.method=first" 最初に検出されたタイ値に対して最低のランク値を与え、次のタイに対して次のランク値、というように繰り返します。
"ties.method=average" すべてのタイに対して、すべてのタイのランク値の平均を与えます。

例:

リストがランクされると、まず、その値が並べ替えられます。次に、並べ替えられた値には、並べ替えられたリストの順序に従ってランク値が割り当てられます。タイ値に与えられるランクは、ties メソッドによって異なります。空の値は空のままであり、どのランクも指定されません。

値のリスト ランク "ties.method=minimum" ランク "ties.method=maximum" ランク "ties.method=first" ランク "ties.method=average"
1 1 1 1 1
2 2 3 2 2.5
3 4 4 4 4
2 2 3 3 2.5
(空) (空) (空) (空) (空)
5 5 5 5 5

DenseRank を使用した場合、この例のランク値は、1 2 3 4 のような結果になります。

関数」も参照してください。