演算式のキーワード

さまざまな種類の式に含めることができる多種多様のキーワードがあります。説明については、下記を参照してください。キーワードでは、大文字と小文字は区別されません。

オプション 説明
AS

AS キーワードを使用して、式の名前をカスタム演算式のコンテキストで指定できます。

例:

Sum([Sales]) as [Total Sales]

<[Region_Name] as [Region]>

CROSS

CROSS キーワードをカテゴリ カスタム演算式で使用して、カテゴリ レベル間でクロス結合が実行されるように指定できます。つまり、カテゴリの可能な組み合わせのすべてが、現在データを保有していないものも含めて表示されます。

例:

<[A] CROSS [B]>

DISTINCT

DISTINCT キーワードを集計式内で使用して、集計が固有値でのみ計算されるように指定できます。

例:

Avg(distinct [Column])

ELSE

ELSEcase ステートメントで使用して、条件が一致しない場合の動作を定義します。

case ステートメントには 2 種類の形態があります。

シンプル:

case Arg1 when Arg2 then Arg3 else Arg4 end

Arg1 の式が評価されて、Arg1Arg2 と等しい場合は Arg3 が返されます。

複数の when/then 式を入力することができ、これらの式は左から右の順に評価されます。

検索済み:

case when Arg1 then Arg2 else Arg3 end

Arg1=true の場合は Arg2 を返し、Arg1=false の場合は Arg3 を返します。

複数の when/then 式を入力することができ、これらの式は左から右の順に評価されます。

例:

Case when 1 < 2 then "a" when 1 < 3 then "b" else "c" end

Case [Column] when 3 then "a" when 2 then "b" else "c" end

END

END を Case ステートメントで使用して、ステートメントの最後を示します。

Case ステートメントの例については、ELSE を参照してください。

FALSE

FALSE は、論理式で使用できるブール定数です。

例:

false

IS

IS は、式が NULL かどうかを確認するために使用できるキーワードです。

例:

[Column] Is Not Null

Avg([Column]) Is Null

NEST

NEST キーワードをカテゴリ カスタム演算式で使用して、カテゴリ レベルがネストされるように指定できます。つまり、実際に値を保有している値の組み合わせのみが表示されます。

例:

<[A] nest [B]>

NULL

NULL は NULL (空) 値を指定するために使用できるキーワードで、'Is Not Null' 演算子または 'Is Null' 演算子の一部にできます。

例:

null

[Column] Is Not Null

OVER

OVER は集計の後に使用して、集計が既定と別のウィンドウで計算されるように指定できます。OVER キーワードは常に、参照される階層のノードに基づいてデータをグループ化する方法を指定する OVER 関数と使用されます。

例:

Sum([Sales]) OVER (AllPrevious([Axis.X]))

THEN

THEN キーワードは、2 つの異なるコンテキストで使用できます。CASE 式の一部である場合、条件が一致した場合の動作を決定します。THEN を使用して、連続した軸上の式で集計後の式を計算することもできます。

集計後のコンテキストでは、THEN キーワードの後の式の一部が集計データの上部で計算され、集計値が [Value] 名を使用して参照されます。

例:

CASE WHEN 1 < 2 THEN "a" WHEN 1 < 3 THEN "b" ELSE "c" end

Sum([Sales]) THEN Sum([Value]) OVER (AllPrevious([Axis.X]))

TRUE

TRUE は、論理式で使用できるブール定数です。

例:

true

WHEN

WHEN を Case ステートメントで使用して、条件が一致する場合の動作を定義します。

Case ステートメントの例については、ELSE を参照してください。

関数」も参照してください。