データ型
リストに、利用可能なデータ型を示します。
データ型 | 説明 |
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Integer | Integer 値は、数字のカラムとして記述し、多くの場合、先頭に + または - 記号を付けます。-2147483648 ~ 2147483647 の範囲を指定できる整数値。10 進値が予期される場所で使用されている場合には、自動的に 10 進値に変換されます。
16 進値は、カスタム演算式および計算カラムで使用できます。16 進値は、データを開いているときには使用できません。16 進形式の値の場合、サイズは 8 文字までという制限があります。 例: 0 101 -32768 +55 0xff = 255 0x7fffffff = 2147483647 0x80000000 = -2147483648 |
LongInteger | LongInteger は、標準的な整数の範囲では必要な範囲に満たない場合に使用できます。LongInteger の範囲は、-9223372036854775808 ~ 9223372036854775807 です。LongInteger は、精度の損失なしに実数に変換することはできませんが、通貨には精度の損失なしに変換できます。
メモ:16 進値は、カスタム演算式および計算カラムで使用できます。16 進値は、データを開いているときには使用できません。 例: 2147483648 0x7FFFFFFFFFFFFFFF = -9223372036854775808 0x8000000000000000 = 9223372036854775807 |
Real | Real 値は、標準的な浮動小数点数として記述します。小数点にはピリオドを使用し、桁区切り記号は使用しません。指定できる Real 値の範囲は -8.98846567431157E+307 ~ 8.98846567431157E+307 です。
表示できる有効桁数は、計算で 16 桁を使用できる場合でも 15 桁に制限されます。 Real 値に対する数学的演算が、Real データ型で表現できない結果を生じた場合には、数値エラーが発生します。結果として生成されるデータテーブルでは、このような特殊なケースは排除され、NULL で置換されます。 例: 0.0 0.1 10000.0 -1.23e-22 +1.23e+22 1E6 |
SingleReal | SingleReal 値は、標準的な浮動小数点数として記述されますが、実数型よりも精度が低く、範囲も狭くなっています。SingleReal が占有するメモリ容量は、実数の半分で済みます。指定できる SingleReal 値の範囲は -1.7014117E+38 ~ 1.7014117E+38 です。
表示できる有効桁数は、計算で 8 桁を使用できる場合でも 7 桁に制限されます。 SingleReal は、少ない精度損失で実数に変換できます。 |
Currency | Currency 定数は、Integer または Real 値定数として、接尾辞 'm' を伴って記述されます。
通貨型の実際のデータ フォーマットは、10 進値です。10 進データ フォーマットでは、その計算に 10 進数を使用します。したがって、このフォーマットでは、バイナリ計算で発生する可能性のある丸め誤差を回避できます。ただし、計算量が多い場合、多くの時間がかかります。 Currency 値で表示できる有効桁数は、28 (計算では 29 を使用できます) です。指定できる Currency 値の範囲は -39614081257132168796771975168 ~ 39614081257132168796771975168 です。 通貨カラムは、データ関数には使用できません。 |
Date | 使用するコンピュータのロケールに従った日付と時刻の形式。1583 年 1 月 1 日以降の日付がサポートされます。
例: 6/12/2006 6 月 12 日 2006 年 6 月 |
DateTime | 使用するコンピュータのロケールに従った日付と時刻の形式。1583 年 1 月 1 日以降の日付がサポートされます。
例: 6/12/2006 2006 年 6 月 12 日 月曜日 1:05 PM 6/12/2006 10:14:35 AM |
Time | 使用するコンピュータのロケールに従った日付と時刻の形式。
例: 2006-06-12 10:14:35 10:14 10:14:35 |
TimeSpan | TimeSpan は、2 つの日付の差を表す値です。
期間で使用可能なフィールドは、次の 5 つです。 日 時間 分 秒 端数 (秒の小数) TimeSpan は、[-]d.h:m:s.f ([-]days.hours:minutes:seconds.fractions) という簡潔な形式で表示することも、使用可能なフィールドごとに単語または省略形で出力することもできます。一部の表示形式は、国や地域に対応できます。 合計の最小値: -10675199.02:48:05.477 合計の最大値: 10675199.02:48:05.477 |
Boolean | true または false。ブール型は、比較演算子や論理関数から返された true および false の値を表現するために使用されます。
表示値は、国や地域に対応できます。 例: 正 誤 1 < 5 |
String | String 値は、二重引用符または一重引用符で囲みます。1 つのローで 2 回区切り記号 ('' または "") を入力すると、エスケープを実行します。文字列値には、UNICODE 文字の任意のカラムを含めることができます。二重引用符は、エスケープしない限り、文字列内では使用できません。バックスラッシュは、特殊文字をエスケープするために使用します。そのため、バックスラッシュもエスケープする必要があります。
エスケープの基本的ルールとして、\ の後には、次に定義する文字だけを使用できます。それ以外の文字を使用すると、エラーが発生します。 例: "Hello world" "25""23" "1\n2\n" "C:\\TEMP\\image.png" |
Binary | Binary 形式でエンコードされたあらゆる種類のデータを含むことができます。
例: イメージ 化学構造情報 |