マーカーの描画順序を調整する

マーカーが部分的または全体的に相互に重なる場合、マーカーが描画される順序を指定すると便利です。特定の対象のマーカーがビジュアライゼーションで前方に表示され、その他のマーカーは後方に表示されます。

既定の描画順序を調整する場合、指定したデータ カラムの値に対しマーカーが描画される順序を定義します。数値カラムの場合、最小値を表すマーカーが最初に描画され、最高値を表すマーカーが最後に描画されます (あるいはその逆)。テキストベースのカラムの場合、描画順序はアルファベット順にすることができます。ただし、カラムの値の並べ替え順序を変更できます。

描画順序を調整する例を以下に示します。左側のビジュアライゼーションには、指定カラム別に色付けされたマーカーの既定の描画が表示されます。右側のビジュアライゼーションは、マーカーの描画順序以外は同じです。色のカラムを描画順序の定義にも使用すると、青いマーカーが最初に描画され、次に緑のマーカー、そして最後に黄色のマーカーが一番上に描画されます。


さまざまな描画順序の例

始める前に

マーカーの付いたビジュアライゼーションが作成されている。マーカーの付いた散布図、マップチャートである場合もあります。

手順

  1. マーカーの付いたビジュアライゼーションを右クリックし、開かれたメニューで [プロパティ] を選択します。
    [プロパティ] ポップオーバーが表示されます。
  2. [描画順序] をクリックします。
    [描画順序] セクション
    [描画順序] セクション
    が表示されます。
  3. [描画順序の基準] リストで、マーカーが描画される順序を定義するために使用するデータ カラムを選択します。
    カラム値の並べ替え順序を使用してマーカーが描画されます。

タスクの結果

カラム値の並べ替え順序を使用してマーカーが描画されます。
ヒント: マーカーを逆の順序で描画する場合、[マーカーの描画順序を逆にする] チェック ボックスをオンにします。前のマーカーが後ろになります (またはその逆)。

右上のビジュアライゼーションの描画順序を逆にすると、黄色のマーカーが最初に、そして青いマーカーが最後に描画されます。
[マーカーの描画順序を逆にする]