演算子

式で使用できる演算子のリスト。

演算子 説明
- Arg1 引数を否定します。引数および結果は Real型です。
Arg1 + Arg2 2 つの引数を加算します。Stringの連結については、演算子 & を参照してください。
Arg1 - Arg2 Arg1 から Arg2 を減算します。
Arg1 * Arg2 2 つの引数を乗算します。引数および結果は Real型または Decimal.型です。
Arg1 / Arg2 Arg1Arg2 で除算します。引数および結果は Real型またはDecimal.型です。0 で除算すると無効な値が生じます。

例:

7/2 → 3.5

0/0 →(Empty)

-1/0 →(Empty)

Arg1 & Arg2 Arg1 の末尾に Arg2 を付け加えます。引数には任意の型を指定できますが、文字列に変換されます。結果はString型です。Concatenate関数も参照してください。

例:

"April " & (20+1) & "st" → "April 21st"

null & "Ape"(Empty)

Arg1 % Arg2 Arg1Arg2 で除算した余りを返します。引数および結果は Real型またはDecimal.型です。無効な値は結果カラムに伝搬されます。

例:

3.5 % 2.5→ 1.00

Arg1 != Arg2

Arg1Arg2 が等しくない場合に true を返します。

例:

If( 1 != 2, true, false )

Case when 2 != 2 then true else false end

Arg1^Arg2 Arg1Arg2 乗を返します。

例:

2.5^3

[Value Column]^2

Arg1 < Arg2 Arg1Arg2 未満である場合にtrue を返します。引数には任意の型を指定できますが、両方とも同じ型である必要があります。結果はBoolean型です。いずれかの引数が無効な場合、結果は無効になります。この関数は、通常の数値同士を比較するために定義されます。その他の組み合わせでは、無効な値が生じます。

例:

If( 1 < 2, "true", "false" )true

Case when 2 < 1 then "true" else "false" end false

If(1<null, "true", "false")(Empty)

If(1 < 1/0, "true", "false")(Empty)

Arg1 > Arg2 Arg1Arg2 より大きい場合にtrue を返します。引数は Real型で、結果はBoolean 型です。有効な引数の定義については、演算子 <を参照してください。
Arg1 <= Arg2 Arg1Arg2 未満である場合にtrue を返します。引数は Real型で、結果はBoolean 型です。有効な引数の定義については、演算子 <を参照してください。
Arg1 >= Arg2 Arg1Arg2 より大きい場合にtrue を返します。引数は Real型で、結果はBoolean 型です。有効な引数の定義については、演算子 <を参照してください。
Arg1 = Arg2 Arg1Arg2 が等しい場合に true を返します。引数には任意の型を指定できますが、両方とも同じ型である必要があります。結果はBoolean型です。いずれかの引数が NULL の場合、結果は NULL になります。引数が Real型の場合における、有効な引数の定義については、演算子 < を参照してください。

例:

If(1 = 2, "true", "false" )alse

Case when 2 = 2 then "true" else "false" endrue

If("Hello" = "hello", "true", "false" )alse

If("" = null, "true", "false" ) → (Empty)

If(null = null, "true", "false" )(Empty)

Arg1 <=> Arg2

最初の引数が 2 番目の引数と等しい場合、または両方の引数が null の場合、true を返します。引数には任意の型を指定できますが、両方とも同じ型である必要があります。結果はブール型です。

例:

Case when [Column1] <=> [Column2] then 'match' else 'no match' end

Arg1 <> Arg2 Arg1Arg2 が等しくない場合にtrue を返します。引数には任意の型を指定できますが、両方とも同じ型である必要があります。結果はBoolean型です。いずれかの引数が無効な場合、結果は無効になります。引数が Real型の場合における、有効な引数の定義については、演算子 < を参照してください。
Arg1 ~= Arg2 IFまたはCASE ステートメントの一部になる演算子。引数には任意の型を指定できますが、文字列として処理されます。Arg2 の正規表現文字列が Arg1 の文字列に一致する場合は true を返します。

バックスラッシュ文字 (\) など、一部の文字は、計算カラムを使用するときにエスケープして認識させる必要があります。詳細については、MSDN など、正規表現の言語要素に関する資料を参照してください。

例:

If( "aab" ~= "a+" , "true", "false" )true

Case when "aba" ~= ".a+$" then "true" else "false" endtrue

And(Arg1, ...) IFまたはCASE ステートメントの一部になる演算子。この演算子は 2 つのブール式を引数として持ち、どちらの式も真の場合は trueを返します。

例:

If( 1 < 2 and 2 < 3, "true", "false" )

Case when false and true then "true" else "false" end

Not(Arg1) IFまたはCASE ステートメントの一部になる演算子。引数として指定されたブール式を否定します。

例:

If( not 1 < 2, "true", "false" )

Case when not true then "true" else "false" end

Or(Arg1, ...) IFまたはCASE ステートメントの一部になる演算子。2 つのブール式を引数として持ち、どちらかの式が真の場合に trueを返します。

例:

If( 1 < 2 or 2 < 3, "true", "false" )

Case when false or true then "true" else "false" end

Xor(Arg1, ...) IFまたはCASE ステートメントの一部として使用できます。2 つのブール式を引数として持ち、どちらかの式が真の場合に trueを返します。

例:

If(1 < 2 xor 2 < 3, true, false)

Case when [A]>10 xor [B]>5 then 1 else 0 end