WMS レイヤとサブレイヤを構成する

有効な Web マップ サービス (WMS) レイヤを追加したら、そのプロパティを使用して、マップチャートのビジュアライゼーションの表示を微調整します。

始める前に

有効な WMS URL が必要になります。
ヒント: 多くの WMS リソースがインターネットで使用可能です。TIBCO Spotfire Community サイトの記事「WMS sources for Spotfire」には、WMS リソース (無料および有料) を含むサイトへの多くのリンクが一覧表示されています。(TIBCO Community サイトの使用は無料です。ただし、情報にアクセスするには、アカウントを登録する必要があります。)

手順

  1. マップチャートのビジュアライゼーションを右クリックして、メニューから [プロパティ] をクリックします。
    [プロパティ] ポップオーバーが表示され、[マップチャート] ポップオーバーには現在のレイヤがレイヤの順序、上から下に表示されます。
  2. レイヤ リストから、WMS レイヤを選択します。
    WMS レイヤのプロパティは、[プロパティ] ダイアログに一覧表示されます。
  3. [マップ] をクリックします。
    [マップ] のプロパティが展開され、[使用可能なサブレイヤ] ボックスが表示されます。
  4. リストから対象のサブレイヤを選択し、サブレイヤごとに [追加] をクリックして、マップに追加します。
    レイヤがマップに追加され、[選択したサブレイヤ] リストに順番に一覧表示されます。
  5. [選択したサブレイヤ] リストで、[前に移動] ボタンと [後ろに移動] ボタンを使用して、階層を変更します。
    WMS レイヤでは、サブレイヤが一覧表示されている順序、上から下に表示され、再描画されます。レジェンドが表示されている場合、サブレイヤはレジェンドに追加されています。
  6. オプション: マップで不要になったサブレイヤを削除するには、[削除] をクリックします。
  7. 透明度やレンダリングなど、追加の表示プロパティを設定します。

サブレイヤを含む構成済み WMS レイヤの例

Australian Geological Provinces WMS レイヤには多くのサブレイヤがあります。このイメージでは、以下のプロパティが設定されます。
  • マップチャート [タイトル] と [説明] には、ビジュアライゼーションに関する情報が含まれています。
  • WMS レイヤには http://services.ga.gov.au/gis/services/Geological_Provinces_2013/MapServer/WMSServer?request=GetCapabilities からのサービスが表示されています。
    注: リンクを参照すると、WMS に有効な XML が表示されます。
  • [表示] は、WMS レイヤ下の国および領域を表示するために半透明に設定されています。
  • [マップ] には、4 つの選択したサブレイヤが表示されます (レジェンドに一覧表示されます)。選択したサブレイヤの上から下へのリストは、マップチャートのビジュアライゼーションの前から後ろの配置に対応します。サブレイヤもレジェンドに表示されます。
  • レジェンドは、マップチャートのビジュアライゼーションの左側に表示されます。
  • 基盤となる機能レイヤには州の境界線が表示されます。
  • 基盤となるマップ レイヤには、海岸線と海が表示されます。

ヒント: 一部のサブレイヤはその他のレイヤまたはサブレイヤを完全に覆ってしまう可能性があります。複数のサブレイヤを表示できるようにするには、同じ WMS レイヤの複数のバージョンを追加し、[表示] プロパテイをさらに高い透明度に変更します。

表示のヒント

[表示] プロパティのページで、マップのレンダリング速度に影響するプロパティを変更できます。

WMS サーバ がタイルベースのレンダリングをサポートしている場合は、マップのロードが高速になります。ただし、タイルベースの表示により WMS サーバーへの呼び出しが増えます。そのため、要求数を制限すると、その制限に達したときにイメージをサーバーから取得できなくなるリスクが発生する可能性があります。分析を再度表示するときにマップが高速でロードされるようにするには、WMS サーバから画像をキャッシュする設定を使用します。これによって、WMS サーバーへの要求数を減らします。