平行座標プロットを作成する

平行座標プロットは、1 つのビジュアライゼーション内でタイプまたは規模が完全に異なるデータ値を比較するために使用されます。値は正規化され、線上のポイントとして表示されます。データ カラムごとに 1 つのポイントがあります。ビジュアライゼーションは、パターンの調査にも役立ちます。

正規化された値はパーセンテージとして表されます。データ カラムの最小値は常に 0% に設定され、最大値は 100% に設定されます。その間の値はそれらの設定に応じて再計算されます。正規化によって、完全に規模の異なる値を含むカラムを視覚化することができます。たとえば、平行座標プロットでは値の範囲が 0 〜 1 のカラムと 0 〜 10000 のカラムを同時に視覚化できます。

値は、特定のデータ ポイントの集計データまたは非集計データを表すことができます。集計値の例としては、合計、平均、またはデータ カラムの最初の値などがあります。

重要な軸は、レジェンドの [線の基準] 軸と [色の基準] 軸です。これらの軸は、値を線として表すカラムを選択するために使用されます。

たとえば、上記の平行座標プロットは、異なる店舗の部門での顧客の購入金額の合計に基づいています。それぞれの顧客は行で表され、購入パターンを調べることができます。以下の図に示す線を参照してください。まず、この顧客は家具、園芸、食料雑貨品、そして電子製品の部門での支出が大きいようです。相対的に、おもちゃの購入金額は少なくなっています。

注: さまざまなカラムのスケールは、完全に別個のものなので、1 つのカラムの線の高さを別のカラムの線の高さと比較しないでください。たとえば、顧客が上記のおもちゃの部門で消費した実際の金額は、その他の部門で消費した金額よりも大きくなる可能性があります。

また、カテゴリ カラムの値を視覚化することもできます。右端の [性別] のカラムでは、男性顧客と女性顧客がパーセンテージ スケールで異なる値に分割されていることに注意してください。

1. オーサリング バーで、[ビジュアライゼーション タイプ] をクリックしてフライアウトを開きます。
2. 平行座標プロットのビジュアライゼーション タイプを分析ページの希望の位置にドラッグします。
   平行座標プロットの提案が表示されます。
3. ビジュアライゼーションに含めるデータ カラムを選択します。
   1. 水平軸をクリックします。
      [カラムの選択...] ボタンが表示されます。
      
      
   2. ボタンをクリックして [カラムの選択] ダイアログを開きます。
      以下にダイアログの例を示します。
      
      
   3. ダイアログで、対象のカラムを指定し、中央のボタンを使用してカラムの表示順序を指定します。
4. 表示する各カラムに適用する集計を選択します。
   1. [選択したカラム] リストで、カラムを選択します。
   2. [集計] ドロップダウン リストで、必要な集計タイプを選択します。
   3. [閉じる] をクリックします。
5. [線] または [色] 軸で、値を線として表すカラムを選択します。

例

以下のデータテーブルには、観光地のホテルに関する詳細がリストされています。カラムの値は完全に異なるタイプなので、互いに比較することはできません。

以下の 1 つの行が 1 つのホテルを示す平行座標プロットを作成することにより、ホテルを比較して自分に合ったホテルを見つけることができます。ここでは、[色] 軸を使用してホテルごとのデータを分割します。

おそらく Waterfront が良い選択です。公正な料金に対して部屋が広く、海岸からも市街からもあまり遠く離れていません。また、料金には朝食が含まれており、ランクも十分です。

注: カラムの実際の値は、ビジュアライゼーションの右側に沿って表示することができます。対象のカラムの X 軸ラベルをクリックすると表示されます。