ビニング関数
ビニングとは、ある程度連続したいくつかの値をより少ない数の「ビン」にグループ化することです。
関数 | 説明 |
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AutoBinNumeric
| 指定したカラムの値を定義したビン数にグループ化しようとします。ただし、定義した数よりもビンが多い、または少ない場合があります。これは、メソッドの結果、ビンに読み取りしやすい (なるべく偶数で) 制限が設定されるためです。 1 つ目の引数はビニングされるカラムであり、2 つ目の引数は目的となるビン数です。 例:
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BinByDateTime | 日付、日時、または時刻の自然階層に基づいて、値をビンにグループ化します。 最初の引数は、ビニングする
Arg2 の有効な引数は以下の組み合わせです。 ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' 例:
「Order Date」という名前の日付カラムについては、上記の式をカスタム式で使用した場合に下記のカラムセレクターと階層スライダーが得られます。 プルーニング レベルが 0 の場合は、スライダー ハンドルが「年」の位置に設定されて、1 の場合は四半期、2 の場合は月、3 の場合は日となります。 |
BinByEvenDistance | すべてのビンの間の距離が均等になるように、指定したカラムの値をグループ化します。 1 つ目の引数はビン対象のカラムで、2 つ目の引数は間隔の長さです。3 つ目 (オプション) の引数は、カウントを開始する場所を指定します。開始引数が指定されていない場合、最初のビンはゼロで開始します。 例:
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BinByEvenDistribution | 各ビン (グループ) の固有値の数が同じになるように、指定したカラムの値をグループ化します。最後のビンは、他のビンより多くの固有値を持つ場合があります。 最初の引数はビニングするカラムを、2 番目の引数はビンの数を示します。無効な値を使用すると、無効な結果が生じます。 例:
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BinByEvenIntervals
| 値の範囲が均等の間隔に分割されるように、指定カラムの値をグループ化します。最初の引数はビニングするカラムを、2 番目の引数はビンの数を示します。 例:
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BinBySpecificLimits
| 指定カラムの値をビン (グループ) に対して定義された制限によってグループ化します。1 つ目の引数はビニングされるカラムであり、2 つ目以降の引数はビンに対する制限値です。最大の制限より大きい値を含むローはすべて、同じビンの値を持ちます。無効な値を使用すると、無効な結果が生じます。 例:
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BinByStdDev | 標準偏差で計測された平均からの値の距離に応じて、値を異なるビンにグループ化します。1 つ目の引数はビニングされるカラムであり、2 つ目以降の引数は、表示する平均値からの標準偏差の数です。標準偏差の引数は昇順で示され、すべての値は正になります。 例:
これにより、次のビニングが作成されます。 ≤ -1 標準偏差 -1 標準偏差 -0.5 標準偏差 0.5 標準偏差 1 標準偏差 > 1 標準偏差 |
BinBySubstring | 値の開始文字列または終了文字列に基づいて値をビンにグループ化します。つまり、このメソッドを使用して、"A" で始まるすべての値を 1 つのビンに、"B" で始まるすべての値を別のビンにそれぞれグループ化できます。 1 つ目の引数はビニングされる 例:
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BinByTimeSpan | 値を期間に基づいてビンにグループ化します。 最初の引数は、ビニングする Arg2 の有効な引数は以下の組み合わせです。 ' ' ' ' ' 例:
「 |
FiscalBinByDateTime | 日付、日時、または時刻の自然階層に基づいて、指定された月数だけ移動したレベルを用いて、値をビンにグループ化します。 最初の引数は、ビニングする 4 つ目の引数を指定しない場合、文書プロパティ 例:
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「関数」も参照してください。
例
以下の値を含むカラムについて考えます。
以下のビニング メソッドを使用してカラムをビニングする場合、結果の制限は次のとおりです。
ビニング メソッド | その結果 |
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AutoBinNumeric([Column],5) | ![]() |
BinByEvenDistance([Column],5) | ![]() |
BinByEvenDistribution([Column],5) | ![]() |
BinByEvenIntervals([Column],5) | ![]() |
BinBySpecificLimits([Column],-2,4,10,16,22) | ![]() |