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式について
式は、数式のように、1つの値に解決される1つ以上の値、演算子、関数の組み合わせです。式を使用すると、特定のデータセットを返すことができます。変換エディターでは、クエリー、ループ、スイッチ、およびスタンドアロンの式操作で式を使用できます。
式を作成するときは、式を含む操作の入力を使用します。たとえば、操作でEMP入力列が指定されている場合は、その操作の式を定義するときに、そのEMP入力列を式内のシンボルとして使用できます。
変換エディターには柔軟性が求められるため、サポートされる式構文も柔軟です。有効な式には、演算子、名前、パス、およびリテラル値を含めることができます。次の表を使用すれば、式を定義する際に何を使用すればよいかがわかります。
式コンポーネント
説明
演算子
式の演算子は、+や-などで値を計算する場合に使用されます。演算子には1つまたは2つの引数が含まれます。サポートされている演算子は、
NOT、AND、OR、<=、>、<、<>、>=、=、+、*、-、/、および関数呼び出しです。
名前
名前の有効な構文は次のとおりです。
[ {namespaceURI} | prefix: ] name
例:
"customer", "{http://biz.com}customer", "biz:customer"
パス
パスを使用すると、入力パラメーターの階層要素を参照できます。パスはスラッシュ(/)で区切られた名前です。
リテラル値
式で使用するリテラル値は次のとおりです。
ブール値: true | false
整数: [0-9]+
nil: null
文字列: 「テキスト」
10進数: [0-9]+.[0-9]*
16進数: 0x[0-9a-f]*
日時: yyyy-mm-dd [t-hh:mm]|z]
関数呼び出し
変換エディターは、次のカテゴリーの関数を使用します。
正規 — ターゲット言語に関係なく使用できる関数タイプ
SQL — SQLコード内でのみ使用できる関数タイプ
クエリーはSQLに生成できます。式でSQL関数を指定するには、sql:プレフィックスを使用します。
XQuery — XQueryコード内でのみ使用できる関数タイプ
ほとんどの演算子はXQueryに生成されます。式でXQuery関数を指定するには、xquery:プレフィックスを使用します。
カスタム — TDV内でカスタムとして定義される関数タイプ
式でカスタム関数を指定するには、custom:プレフィックスを使用します。
式内で使用できる正規関数は次のとおりです。
集計: AVG、MIN、MAX、SUM、COUNT
文字: CONCAT、SUBSTRING、UPPER、LOWER、LENGTH、TRANSLATE、REPLACE、MATCHES、CHARACTER_LENGTH
数値: ABS、CEIL、FLOOR、ROUND
日付: CURRENT_DATE、CURRENT_TIME
正規関数は組み込まれているものであり、作成できません。
カスタム関数を作成する場合、変換エディターはTDV SQLの場合と同じルールに従います。1つの出力でプロシージャを作成し、TDV内のカスタム関数として昇格させます。その関数をトランスフォーム内で使用するには、「custom」プレフィックスを使用する必要があります。たとえば、「amazing」というカスタム関数を作成した場合は、「custom:amazing(x,y,z)」を使用して変換式内でそれを呼び出します。
XQuery関数は、「xquery」プレフィックスを付けて呼び出す必要があります。たとえば、XQuery concat関数を呼び出すには、「xquery:concat()」を使用します。XPath式はサポートされません。
変換式では、シンボル名にダッシュを含めることはできません。ダッシュ(-)はアンダースコア(_)に置き換えます。