ネイティブおよび並列(一括)キャッシングについて
ネイティブキャッシュロードは、キャッシュロードのキャッシュパフォーマンスを向上させるように設計されています。Studioの[Enable Cache Loading(キャッシュロードを有効にする)]および[Enable Parallel Loading(並列ロードを有効にする)]構成パラメーターは、ネイティブキャッシングを有効にするかどうかを制御します。デフォルトでは、ネイティブキャッシュロードは有効になっています。
単一ソースのパススルービューがキャッシュされる場合、ネイティブキャッシュロードがサポートされる可能性があります。
データキャッシングに関連するパフォーマンスは、いくつかの方法で調整できます。ネイティブキャッシングオプションと並列キャッシングオプションのキャッシングパフォーマンス構成を設定している場合、TDVはどちらのオプションが適しているかを判断します。
ネイティブおよび並列キャッシングオプションを使用してデータを移動できない場合、TDVはJDBCを使用してキャッシュロードを実行しようとします。
TDVでは、次のキャッシュロードオプションがサポートされます。
• INSERT/SELECTステートメント
• LOADユーティリティによる一括ロード
• bcpユーティリティ(bcp.exe)による一括ロード
• 外部テーブルによる一括ロード
• データベースリンクを介した一括ロード
• 一括ロードユーティリティによる一括ロード
• 並列キャッシュロード
ネイティブキャッシングオプションを同じデータソース内で実行でき(キャッシュデータのソースとターゲットが同じデータベースまたはスキーマに存在し)、データソースがINSERT/SELECTステートメントをサポートしている場合、キャッシュローではINSERT/SELECTステートメントが使用されます。ネイティブキャッシュのINSERT/SELECTステートメントメソッドでは、ほぼすべてのデータタイプがサポートされます。
INSERT/SELECTステートメントをネイティブキャッシュに使用できない場合、TDVはターゲットデータソースでサポートされるメカニズムを使用しようとします。これらのオプションは、データベースタイプによって異なります。
ターゲットデータベースタイプ | 一括ロード機能 | 注記 |
DB2 | LOADユーティリティ | |
Microsoft SQL Server | bcp.exeユーティリティ | TDVでbcp.exeパスを指定する必要があります。 |
Netezza | 外部テーブル | さらに、DISTRIBUTEを使用して並列処理によってパフォーマンスを向上できる場合は、DISTRIBUTEが使用されます。 |
Oracle | データベースリンク | Oracleデータベースにデータベースリンク構成、TDVキャッシュターゲットデータソースの定義にリンク名が必要です。 |
Greenplumを含むPostgreSQL | COPYコマンド | |
Sybase IQ | LOAD_TABLEステートメント | iAnywhereとDSNの構成が必要です。 |
Teradata | FastExportおよびFastImport | |
Vertica | 一括ロードユーティリティ | |