キャッシュの制限
TDVは、さまざまなソースからさまざまなキャッシュターゲットにデータをキャッシュできます。非常に多数のシステムを扱っていると、ちょっとした制限に直面することがあります。ここでは、データキャッシングに関するそのような制限について説明します。
• キャッシュされるビューにキャッシュキーという列があってはなりません。
• ソースで使用可能なデータがキャッシュターゲットでサポートされない場合、サポートされないのデータタイプをキャッシュに保存しようとするとエラーが発生します。ただし、サポートされないデータタイプをサポートされるデータタイプにキャスト(たとえば、BOOLEANをINTEGER型にキャスト)してからキャッシュターゲットに送信できる場合があります。
• テーブルにキャッシュする場合、ARRAYデータ型はサポートされません。
• 次のリソースは、ビューまたはプロシージャにラップしないとキャッシュできません。
— 出力がない、つまりキャッシュするデータがないプロシージャ
— キャッシュポリシーを使用する必要がある入力パラメーターがあるプロシージャ
— イントロスペクトされたXMLファイル
— システムテーブル
— フォルダーや定義セットなどの非データソース
インクリメンタルキャッシングの制限
インクリメンタルキャッシュでは、キャッシュポリシーは使用できません。
複数テーブルキャッシングの制限
複数テーブルキャッシュは、テーブルとビューには使用できますが、プロシージャには使用できません。
TDVネイティブロードオプションのデータベースリンクの制限
データベースリンクの場合、次のデータタイプと関数のサポート制限があります。
データソース | キャッシュターゲット | サポートされないデータタイプ | 注記 |
DB2 | Oracle 11g | REAL、GRAPHIC、LONGVARCHAR、TIME、TIMESTAMP、BLOB、CLOB | CAST、AVG、およびSUM関数は精度が失われます。 |
Sybase ASE 15 | Oracle 11g | TEXT、IMAGE | AVG、COUNT、MAX、MIN、およびSUM関数はサポートされません。 |
Oracle 11g | Oracle 11g | BLOB、CLOB、NCLOB LONGRAWおよびLONG | |
SQL Server 2008 | Oracle 11g | NTEXT、TEXT、DATE、IMAGE Oracleでは、空の文字列はNULL値として扱われます。 | |