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コストベースの最適化のためのカーディナリティ統計情報の作成
TDV SQLクエリーエンジンは、データソースが利用可能な場合にそれらのデータソースから収集された統計情報を使用して、テーブル間の結合または和集合の効率的なSQLクエリー実行プランを作成したり、キャッシングを最適化したりすることがあります。SQLクエリーエンジンは、テーブルまたはビューで収集された統計情報からテーブルのカーディナリティ(一意の値または行の数)の推定値を取得します。これにより、最適化を適用することが可能になります。
デフォルトでは、どのデータソースの統計情報も収集されません。選択したテーブルと列のスキャンを有効にするには、データソースのレベルで統計情報ストレージテーブルを明示的に作成する必要があります。
データソースに関連する統計データは、データソースとの間でエクスポートおよびインポートできます。また、構成をバックアップすることもできます。
ツールへのアクセス権限とすべてのリソースの変更権限、およびデータソースに対する読み取り/書き込み権限を持つユーザーは誰でも、データソースとその1つ以上のテーブルのカーディナリティ統計情報の収集を設定できます。
このセクションの内容は次のとおりです。
ビューのカーディナリティ統計情報の作成
データソースでのカーディナリティ統計情報の作成
システムデータテーブル(/services/databases/system/SYS_STATISTICS)を参照して、データソースと個々のテーブルの両方のステータスとメタデータを確認できます(すべてのリソースの読み取り権限がある場合)。