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基本概念
TDVの拡張性を効果的に利用するには、その基本概念と用語を理解することが重要です。
アダプターとは、特定のブランドのデータソース(OracleやPostgreSQLなど)向けの接続ソフトウェアのことです。アダプターは、そのアダプターで使用可能なコレクションから特定のプロパティセットを使用するように構成できます。アダプターは、これらのプロパティの一部またはすべてを、各データソースインスタンスの構成ウィンドウで表示可能、必須、およびオーバーライド可能にするように構成できます。
アダプターは、リレーショナルデータソース、および専用のJDBCドライバーによってアプリケーションがリレーショナルと認識できるデータソースをサポートします(Hive JDBCドライバーを介したHiveなど)。
拡張アダプターは、他の拡張アダプターから構成を継承できません。
データソースインスタンスは、TDVが接続する物理データソースです。インスタンスは、名前と接続URL(ds-ora-1:11521/dev1など)によって識別されます。
データソースプロパティは、アダプターによって定義されます。データソースプロパティの値は、アダプターレベル、個々のデータソースレベル、またはその両方で指定できます。
データソースプロパティは、次の2つのグループに分類されます。
データソースの種類ごとに固有のプロパティ。これには、データタイプ、関数サポート、さまざまな言語要素のサポートなどが含まれます。
個々のデータソースインスタンスのプロパティ。これには、名前、接続URL、ログイン資格情報などが含まれます。また、大文字と小文字の区別や接続プールの設定など、インスタンスごとに異なる可能性がある設定もこれに含まれます。