インストールするためのシステムの準備
インストールするためにシステムを準備するには、次の手順を実行します。
1.『TDV and Business Directory Release Notes(TDVおよびBusiness Directoryリリースノート)』に記載されている新機能とバグ修正を確認します。
2.インストール、パッチ、またはサービスパックのバンドルに含まれているREADMEファイルを確認します。
3.次の要件を確認します。
— TDV Serverをインストールするには、ホストコンピューターの管理者権限が必要です。
— インストールマシンで複数のJVMを実行できます。
— TDVおよび関連サービスで使用するには、Serverに9つのポートのブロックが必要です。WebサービスのHTTP通信のポート設定は、「ベースポート」として機能します。デフォルトでは、ベースポートは9400ですが、インストール後に構成パラメーターを使用して変更できます。
4.LIBPATHまたはLD_LIBRARY_PATH環境変数がある場合は、スラッシュ「/」で始まっていないか、またはコロン「:」で終わっていないことを確認してください。これらの文字により、リポジトリが正常に起動しなくなる可能性があります。
5.ファイアウォール設定を確認し、TDV(Business Directory、Deployment Manager、およびTDV)製品で使用する必要のあるポートへのアクセスが許可されていることを確認します。
6.現在のベースポート設定を表示するには、[Administration(管理)]メニューから[Configuration(構成)]を選択し、[Server(サーバー)] > [Web Services Interface (Webサービスインターフェイス)] > [Communications(通信)] > [HTTP]> [Port (Current)(ポート(現在))]に移動します。
注: HTTPベースポートの値を変更すると、次回のTDVの再起動後にすべての派生ポートの値も変更されます。ベースポートを変更した場合は、すべてのデータソースを新しいポート情報で更新する必要があります。
以下のサンプルポートは予約されているか、またはベースポートから派生しています。
9400 Web services HTTP port
9401 JDBC, ODBC, and ADO.NET
9402 Web services HTTP SSL
9403 JDBC SSL, ODBC SSL, and ADO.NET SSL
9404 Default caching database port
9405 JMX/RMI port for Monitor collector
9406 Monitor Daemon
9407 Active Cluster - JGroups (when installed)
9408 Repository
9409 Monitor RMI registry + JMX/RMI port for Monitor daemon
9500 Business Directory
9502 Business Directory (reserved)
9508 Business Directory
7.以前のバージョンが実行中で場合は、Serverを停止します。
8.データベース、特にキャッシュとリポジトリに使用されているデータベースを再起動します。
9.インストールマシンで実行中の他のすべてのアプリケーションプログラムをシャットダウンします。
10.インストールマシンのホスト名またはIPアドレスを把握しておく必要があります。