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Deployment Managerのアーキテクチャ
TDVの開発者と管理者は通常、一連の環境(開発、テスト、本番環境など)から成る開発ライフサイクルを使用して、新しい機能を構築およびテストします。テストと検証を実行する上で、コードを次の環境に移行する必要があります。Deployment Managerのアーキテクチャは、次に示すような環境間でのリソースの移行をサポートします。
Deployment Managerは、TDVのインスタンスである「サイト」を中心に構成されています。Deployment Managerには、簡単にTDVサイトを定義し、リソースのバンドルを作成して、リソースの関係やユーザーとグループのアクセス許可などを保持して別のサイトに移行できるツールが用意されています。具体的には次のようなリソースを移行できます。
TDVで定義されたビュー、テーブル、プロシージャ、変換などのリソース
データソース接続、スキーマ、およびカタログ定義
ユーザーとグループ
ドメイン
キャッシュデータベースの設定
データソースとプリンシパル(ユーザー、グループ、およびドメイン)をターゲットサイトにマッピングする方法を定義することもできます。ソースサイトのデータソース接続プロパティとプリンシパル名をデフォルトで使用するか、ターゲットサイトの別の対象にマッピングすることができます。
正しい資格情報を使用して、Deployment Managerの単一のインスタンスをすべてのTDVソースサイトとターゲットサイトに接続できます。サイトが利用できない、またはアクセス不能である場合(リモートの本番サイト、オフラインサイト、別のネットワーク上のサイトなど)、サイトをオフラインとして定義し、オフラインサイトを含むデプロイメントプランを作成できます。デプロイメントプランは、エクスポートして後からリモートサイトで実行できます。
ソースサイトに対して定義できるリソースの例を次に示します。
ソースサイトとターゲットサイト、ソースサイトのリソースバンドルとプリンシパルバンドル、およびそれらのマッピングを定義した後は、デプロイメントプランを作成できます。デプロイメントプランでは、移行するリソースバンドルとプリンシパルバンドル、ターゲットサイトから削除するリソース(存在する場合)、およびデプロイメントをさらにカスタマイズするために実行するプロシージャ呼び出しを指定します。
Deployment Managerの概要については、次のセクションを参照してください。
制限事項
Deployment Managerの基本的な概念と定義
ユーザーロールとワークフロー