フラグ
最初のいくつかの[Configuration(構成)]サブタブでは、各プロパティグループと個々のプロパティに3つのフラグを関連付けることができます。フラグの名前も、[Text(テキスト)]タブに表示されるとおりに表示されます。
• [Data sources must specify value(データソースが値を指定する必要がある)] — ([Text(テキスト)]タブのvalue_required_for_datasource)このフラグは、個々のデータソースがこのプロパティの値を指定する必要があるかどうかを指定します。値がTrueの場合、プロパティは[Info(情報)]タブのデータソースUIに表示され、必須になります。
• [Data sources may override value(データソースが値をオーバーライドできる)] — ([Text(テキスト)]タブのvalue_overridable_by_datasource)このフラグがTrueの場合は、アダプターがこのプロパティの値を設定しますが、個々のデータソースが必要に応じてその値をオーバーライドできます。
• [Display property in data source UI(データソースUIにプロパティを表示)] — ([Text(テキスト)]タブのdisplay_in_ui)このフラグは、プロパティがデータソースUIに表示されるかどうか、およびどのタブに表示されるかを制御します。
— 必須プロパティの場合([Data sources must specify value(データソースが値を指定する必要がある)]がTrue)、必須プロパティは表示される必要があるため、このフラグは常にTrueになります。
— データソースで必須でもオーバーライド可能でもないプロパティの場合、読み取り専用プロパティはデータソースUIに表示されないため、このフラグはFalseと見なされます。
— プロパティがオーバーライド可能([Data sources may override value(データソースが値をオーバーライドできる)] = True)で、このフラグがTrueの場合、プロパティは(必須プロパティとともに)データソースUIの[Info(情報)]タブに表示されますが、値は必須ではありません。
— プロパティがオーバーライド可能で、このフラグがFalseの場合、プロパティは[Info(情報)]タブに表示されませんが、データソースUIの[Overrides(オーバーライド)]タブの検索ボックスで選択できます。
グループレベルのフラグと個々のプロパティフラグでは、表示が異なります。グループレベルのフラグは、各[Configuration(構成)]サブタブの上部にチェックボックスとして表示されます。
個々のプロパティフラグは、ドロップダウンリストから設定します。これらのフラグをグループのデフォルトに設定すると、サブタブの上部にある対応するグループレベルのフラグから値(true/オンまたはfalse/オフ)が取得されます。
例
[String Comparison(文字列の比較)]サブタブの[String comparison is case-insensitive(文字列の比較では大文字と小文字が区別されない)]プロパティでは、フラグの初期値は次のようになります。
• [Data sources must specify value(データソースが値を指定する必要がある)] — True
• [Data sources may override value(データソースが値をオーバーライドできる)] — グループのデフォルト
• [Display property in data source UI(データソースUIにプロパティを表示)] — True
[String Comparison(文字列の比較)]グループのグループレベルのフラグ(プロパティのコレクションの上)の値は次のようになります。
• [Data sources must specify value(データソースが値を指定する必要がある)] — False (オフ)
• [Data sources may override value(データソースが値をオーバーライドできる)] — True (オン)
• [Display property in data source UI(データソースUIにプロパティを表示)] — False (オフ)
個々のプロパティフラグはグループレベルのフラグをオーバーライドするため、[String comparison is case-insensitive(文字列の比較では大文字と小文字が区別されない)]プロパティの結果のフラグ値は次のようになります。
• [Data sources must specify value(データソースが値を指定する必要がある)] — True
• [Data sources may override value(データソースが値をオーバーライドできる)] — True
• [Display property in data source UI(データソースUIにプロパティを表示)] — True
この拡張アダプターを使用するデータソースインスタンスの[Info(情報)]タブでは、[Basic(基本)]サブタブに[String comparison is case-insensitive(文字列の比較では大文字と小文字が区別されない)]プロパティがあり、ユーザーはそこでアダプターの値をオーバーライドできます。
フラグの組み合わせ
コメントでは、特定のプロパティのフラグ設定の組み合わせごとに何が起こるかを説明します。
データソース... | コメント |
値を指定する必要がある | 値をオーバーライドできる | UIに 表示 |
False | False | False | プロパティ値は、アダプターによってのみ指定できます。データソースUIのどこにも表示されません。 |
False | False | True | 前の組み合わせと同じです。3番目のフラグの値は無視されます。この組み合わせでアダプター構成を保存すると、このプロパティがデータソースUIに表示されないことを警告するメッセージが表示されます。 |
False | True | False | プロパティは、データソースUIの[Overrides(オーバーライド)]タブの検索ボックスから選択できます。 |
False | True | True | データソースUIの[Info(情報)]タブにオプションのプロパティとして表示されます。 |
True | False | False | この組み合わせでアダプター構成を保存すると、このプロパティの「UIに表示」フラグがTrueに変更されることを警告するメッセージが表示されます。プロパティは、[Info(情報)]タブに必須プロパティとして表示されます。 |
True | False | True | [Info(情報)]タブに必須プロパティとして表示されます。 |
True | True | False | この組み合わせでアダプター構成を保存すると、このプロパティの「UIに表示」フラグがTrueに変更されることを警告するメッセージが表示されます。プロパティは、[Info(情報)]タブに必須プロパティとして表示されます。 |
True | True | True | [Info(情報)]タブに必須プロパティとして表示されます。 |