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Webデータソースのクライアント認証
Webデータソースでクライアント認証が必要な場合は、プロバイダーに対してTDV Serverを識別するためのキーストアを指定する必要があります。TDV Server構成のキーストアのキーエイリアスには、サンプルキーストアに名前を付けるデフォルト値があるため、インストール後すぐにクライアント認証を使用できます。
キーストアエイリアスのTDV構成設定がnullに設定されている場合、クライアント認証要件に準拠するために、Webデータソースに対して以下の方法を使用します。特定のキーストアのキーエイリアスを使用するTDV構成は、個々のデータソースで定義されたキーストア仕様に優先します。
クライアント認証要件に準拠するキーストアを指定するには
1.StudioでWebデータソースを開きます。
2.[New Physical Data Source(新しい物理データソース)]ダイアログで[Advanced(詳細)]タブをクリックし、証明書キーのインポートを有効にします。
3.[Import Certificate Key Store From File(ファイルから証明書キーストアをインポートする)]をクリックして証明書をインポートします。
証明書を指定するダイアログが表示されます。
信頼できる証明書が必要なWebデータソースとTDVの間の認証用に、jksまたはpkcs12証明書キーストアを選択します。
4.キーストアを削除する場合は、リストからキーストアを選択して[Clear Certificate Key Store(証明書キーストアのクリア)]をクリックします。
5.現在の証明書キーストアをjksまたはpkcs12ファイルにエクスポートする場合は、[Export Certificate Key Store To File(証明書キーストアをファイルにエクスポートする)]をクリックします。
6.必要に応じて、[Advanced(詳細)]タブの[Channel Pass-through(チャネルパススルー)]フィールドに、ログイン認証またはその他の目的でHTTPリクエストヘッダーで渡す値に対応する1つ以上の名前を設定します。
[Channel Pass-through(チャネルパススルー)]によって、WSDL、XML、またはHTTPデータソースに渡されるHTTPリクエストヘッダープロパティの名前が識別されます。複数の値をカンマで区切って指定できます。
HTTPリクエストヘッダーで最初に送信されたものとは異なる名前のプロパティがデータソースで想定されている場合は、必要に応じてプロパティ名を変更できます。データソースで想定されている名前を「=」オペランドの左側、元のプロパティ名を右側に配置します。
7.必要に応じて、[Advanced(詳細)]タブの[Environment Pass-through(環境パススルー)]フィールドに、ログイン認証またはその他の目的でWSDL、XML、またはHTTPデータソースに渡す1つ以上の環境変数を設定します。
それぞれのプロシージャでは、SetEnvironmentプロシージャを呼び出すことにより、環境変数の名前と値を設定できます。詳細については、Studioのリソースツリーのlib/util/SetEnvironmentの[Info(情報)]タブを確認してください。
[Environment Pass-through(環境パススルー)]フィールドのプロパティ名は、チャネルパススルーの場合と同様に、データソースに渡す前に変更できます。
8.RESTデータソースの場合、必要に応じて[Execution Timeout (msec)(実行タイムアウト(ミリ秒))]を指定します。
実行タイムアウトは、データソースに対する実行クエリーがキャンセルされるまでのミリ秒数です。0ミリ秒(デフォルト)の値を指定すると、実行タイムアウトが無効になります。これは、ピーク時以外の処理時間に実行するように設定された、リソースを大量に消費するキャッシュ更新などに使用できます。