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Microsoft Excel(ODBC以外)データソースの追加
UNIXプラットフォームでデータソースとしてMicrosoft Excelファイルを追加する場合は、Microsoft Excel(ODBC以外)データソースアダプターを使用して構成を開始します。TDV Serverはイントロスペクションを有効化して一度に複数のExcelデータファイルを使用するために、Apache POIに基づくODBC以外のMicrosoft Excelドライバーを使用します。
UNIXプラットフォームでMicrosoft Excelデータソースを追加するには
1.ExcelデータシートをTDVで利用可能なデータソースとしてイントロスペクトする前に、TDV ServerにローカルでアクセスできるDSNを持つODBC対応データソースとして構成します。
2.このデータソースを存在させるStudioリソースツリー内の場所を右クリックして、[新しいデータソース]を選択します。
3.[New Physical Data Source(新しい物理データソース)]ダイアログで[Microsoft Excel (non-ODBC)(Microsoft Excel(ODBC以外))]を選択します。
4.[Next(次へ)]をクリックします。
5.データソースの名前を入力します。
6.次のいずれかを選択します。
選択
説明
ローカルファイルシステム
Excelファイルがローカルファイルシステム上にあるかどうかを選択します。このオプションを使用すると、ディレクトリー内の1つ、複数、またはすべてのファイルを選択できます。また、すべてのディレクトリーと、ディレクトリー内の同じ形式のファイルをすべて選択し、すべてのExcelスプレッドシートを同時にイントロスペクトすることもできます。
ローカルファイルシステム上のファイルの検索を開始するには、ルートパスを指定します。ルートパスは、ファイルが存在するルートディレクトリーへの絶対パスです。
URL
UNIXオペレーティングシステムで実行されているTDVの場合、ローカルマシンにあるExcelファイルを次のようなURLファイルプロトコルを使って追加できます。
file:///usr/name/folder/excel_filename.xls
 
ソースExcelファイルを含むディレクトリーは、TDVをホストしているUNIXサーバーにマウントする必要があります。たとえば、コンピューターディレクトリー10.1.2.199/d$/publicにExcelファイルが含まれている場合は、/root/publicとしてマウントできます。Excelファイルには、次のようなファイルURLを使用してアクセスできます。
file:///root/public/folder/excel_filename.xls
7.必要に応じてファイル名フィルターを指定し、イントロスペクトするファイルの形式を制限します。このアダプターは、2種類のExcelデータソースファイル(*.xls (Excel 97-2003)および*.xlsx (Excel 2007))のイントロスペクションと使用をサポートします。イントロスペクション中、イントロスペクションツリーにはこの拡張子が付いたファイル名のみが表示されます。複数の形式のファイルをイントロスペクトする場合は、形式フィルターをカンマで区切ります。
フィルターのルール:
- *(アスタリスク)は、ファイル名の任意の文字が0回以上出現することを表します。
- ? (疑問符)は、ファイル名の任意の文字が1回だけ出現することを表します。
- ,(カンマ)は各フィルターのセパレーターです。
- \(円記号)は、アスタリスク、疑問符、またはカンマを含むファイル名をエスケープするためのエスケープ文字です。
注意: ここで指定したフィルターに一致するファイルのみが、後で[Add/Remove Resources(リソースの追加/削除)]メニューオプションを使用してデータソースリソースを追加または削除するプロセス時、およびデータソースの再イントロスペクション時に表示されます。
8.必要に応じて、次の項目の値を入力または選択します。
要素
説明
[Character Set(文字セット)]
文字エンコーディングの種類。「サポートされている文字エンコーディングの種類」を参照してください。
[Data Range(データ範囲)]
イントロスペクトするデータ範囲を示す値を入力します。
[Blank Column Type(空白の列の型)]
空白の列に適用するデータ型を選択します(Varchar、Double、Boolean、またはDatetime)。
[Has Header Row(ヘッダー行を含める)]
イントロスペクトされたすべてのExcelシートの最初の行に列名の行を含める場合はオンにします。オフにした場合、各Excelデータシートの最初の行はデータ行としてイントロスペクトされ、列名がCOL1、COL2、COL3になります。接続が確立されてExcelファイルがイントロスペクトされた後は、各シートを元のスキーマヘッダー行の設定とは関係なくヘッダー行の有無を定義できるテーブルとして使用できます。
[Columns in Every Row Use Format Categories of Columns in First Row(すべての行の列で最初の行の列のフォーマットカテゴリーを使用する)]
最初の行で指定されているフォーマットですべての行のデータをイントロスペクトする場合は、オンにします。
[Ignore Invalid Data(無効なデータを無視する)]
無効なデータを無視する場合はオンにします。
[Introspect with Formatted Display Values instead of Actual Values(実際の値ではなくフォーマットされた表示値でイントロスペクトする)]
フォーマットされた表示値をイントロスペクトする場合はオンにします。
[Blank Value as Null Value(空の値をnull値とする)]
空の値をnull値としてイントロスペクトする場合はオンにします。
9.次のいずれかのボタンをクリックします。
[Create & Introspect(作成とイントロスペクト)]: イントロスペクトをすぐに続行します。
[Create & Close(作成して閉じる)]: データソースを作成します。後でイントロスペクトすることができます。
10.イントロスペクトをすぐに実行するか後で実行する方法については、「データソースメタデータの取得」を参照してください。