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MPPエンジンの使用に関する考慮事項
TDV MPPエンジンを構成し、クエリーを設計する際は、次の点を考慮する必要があります。
1.MPPエンジンは、Linuxベースの展開にのみ適用可能です。
2.すべてのデータソースがMPPエンジンでサポートされているわけではありません。MPPエンジンで現在サポートされているデータソースのリストについては、「サポートされているデータソース」を参照してください。
3.クエリーでMAX_ROWS_LIMITオプションを使用して、返される行数の制限する場合、クエリーはMPPエンジンを使用して実行されません。
4.CREATE、DROP、ALTERなどのDDLと、INSERT、UPDATE、DELETE、MERGEなどのDMLを除き、ほとんどのSQLステートメントはMPPエンジンでサポートされています。
5.プロシージャの結合はサポートされていません。
6.SQL演算子ExceptおよびIntersectはサポートされていません。
7.[Case Sensitivity(大文字と小文字の区別)]と[Ignore Trailing Spaces(末尾スペースの無視)]の設定は、MPPエンジンのデフォルトの大文字と小文字の区別の動作と一致するように変更する必要がある場合があります。MPPエンジンは、[String(文字列)]列に大文字と小文字を区別するアプローチを使用します。
8.場合によっては、並列プランよりも準結合最適化が選択されることがあります。並列プランを強制するには、準結合設定のMAX_SOURCE_CARDINALITYを調整する必要がある場合があります。
9.[TIME]列と[TIMESTAMP]列の場合、MPPエンジンが処理する精度はミリ秒単位で3桁までです。
10.非等価結合は、並列処理のスケジュールが設定されない場合があります。
11.場合によっては、MPPエンジンを使用するために、選択したテーブルと列の統計を有効にする必要があります。
12.VARCHARと<または>を使用すると、大文字と小文字の違いにより、不一致が発生する可能性があります