リファレンスガイド> SQL関数のTDVサポート> 分析関数> FIRST_VALUE
 
FIRST_VALUE
FIRST_VALUEは、パーティションの最初の値を返します。
構文
FIRST_VALUE (expression) [ (RESPECT | IGNORE) NULLS] OVER (analytic_clause)
備考
セットの最初の値がNULLの場合、オプションのIGNORE NULLSを指定しない限り、関数はNULLを返します。
IGNORE NULLSは、データの高密度化に役立ちます。
従業員テーブルで、各マネージャーの最上級の従業員を検索します。次のようなクエリを使用します。
FIRST_VALUE (name) OVER (PARTITION BY manager ORDER BY hire_date)
 
このクエリは、最初にマネージャーごとに従業員をパーティション化し、次に各パーティションの従業員を雇用日ごとに並べ替えてから、FIRST_VALUE関数を適用します。ただし、複数の従業員が同じ日に採用された可能性があるため、このクエリを繰り返し実行すると、同じ日の採用の順序が異なる可能性があります。返された順序に一貫性があることを確認するには、2番目の式をORDER BY句に追加します。
FIRST_VALUE (name) OVER (PARTITION BY manager ORDER BY hire_date, ID)