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ROUND(数字の場合)
ROUND関数は、2番目の入力引数(scale)で指定された小数点以下の桁数に丸められた最初の入力式の値を返します。 3番目の引数が存在し、ゼロ以外の場合、入力式は切り捨てられます。
構文
ROUND (input_exp, scale [, modifier] )
備考
入力式は、丸める数値です。
入力式のデータタイプは、DECIMAL、INTEGER、FLOAT、STRING、またはNULLです。
スケールデータタイプは、DECIMAL、INTEGER、FLOAT、STRING、またはNULLです。
入力引数またはスケールのいずれかがNULLの場合、出力はNULLです。
修飾子が存在し、ゼロ以外の場合、入力式は切り捨てられます。修飾子がないかゼロの場合、入力式は丸められます。修飾子は、TINYINT、SMALLINT、またはINTにすることができます。
スケールがゼロ未満の場合、ゼロに設定されます。スケールが255より大きい場合は、255に設定されます。
DECIMAL(p,s)表記の説明については、TDVのSQL関数についてを参照してください。
次の表は、さまざまな入力引数データタイプに対するスケールの影響を示しています。
入力引数のデータタイプ
出力タイプ
DECIMAL(p,q)
DECIMAL(p-q+scale,scale)
TINYINT、SMALLINT、BIGINT、INTEGER、またはNUMERIC
DECIMAL(19+スケール、スケール)
FLOAT、REAL、STRING
DECIMAL(255、スケール)
NULL
NULL
SELECT ROUND (columnX, 2) FROM tableY
 
columnXがDECIMAL(10,6)の場合、columnXの値10.666666は、値10.67のDECIMAL(6,2)に変換されます。
SELECT ROUND (100.123456, 4)
 
結果は100.1235です。
SELECT ROUND (100.15, 4)
 
結果は100.1500です。
SELECT ROUND (100.15, 1, 1)
 
3番目の引数がゼロ以外であるため、結果は100.1に切り捨てられます。