インストールおよびアップグレードガイド ​​ > Kubernetesを使用したコンテナオーケストレーション > ランタイム環境の事前構成(オンプレミス/プライベートクラウドのみ): > TDVをシングルモードとしてデプロイするインスタンス
 
シングルモードインスタンスとしてのTDVのデプロイメント
TDVアプリケーションは、シングルモードまたはクラスターモードとして展開できます。このセクションでは、クイックスタートスクリプトを使用してTDVをシングルモードとして展開する方法について説明します。
TDVコンテナーオーケストレーションの実装については、「TDVコンテナーオーケストレーションアーキテクチャー」 を参照してください。図のように、各ポッドにはTDVコンテナ(TDV Repo、Cache、Serverで構成される)が入っています。
TDVをシングルモードとして実行する例
次のコマンドを実行して、TDVインスタンスをシングルモードとして実行します。
 
$ ./ run_tdv_helmchart.sh —set tdv.deploymentMode=single、tdv.image =“ <REPO_URL> /tdvk8s:8.5”
: デフォルトでは、レプリカの数は 「1」、アプリケーションの展開モードは 「cluster 」に設定されています。これらの設定を変更するには、-set フラグを使用します。例えば、2つのポッドをデプロイするには、以下のコマンドを実行します。
 
$ ./run_tdv_helmchart.sh --set tdv.replicas=2、tdv.deploymentMode=single、tdv.image =“ <REPO_URL> /tdvk8s:8.5”
 
以下のようなログが表示され、開始するポッドの数、クラスター内のワーカーノードの数、ワーカーノードの名前、および一連の経過時間が示されます。ポッドの準備ができると、どのポッドが実行を開始したかを示すメッセージが表示されます。
 
Request to start “1” TDV server pod(s).
Available worker nodes: “3”
Worker node names: “tdv-k8s-1 tdv-k8s-2 tdv-k8s-3”
 
Waiting for TDV Server pod “tdv-0” to start.
............................ (30s elapsed)
TDV pod “tdv-0” is now running after 30s
また、TDVサーバーが実行されているサービスポートも表示されます。
<g1>NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORTS(S) AGE SELECTOR</g1>
<g1>tdv-svc NodePort x.x.x.x <None> 9400:31400,TCP,9401:31401/TCP,9402:31402/TCP,9403:31403/TCP,9407:31407/TCP,9393:31303/TCP 11s app=tdv</g1>
 
次のコマンドを実行して、特定のポッドのステータスを確認します。
<g1>$ kubectl describe pod <pod name> -n tdv</g1>
ポッドとサービスの準備ができたことを示すrun_tdv_helmchart.shの出力が表示されたら、「run_tdv_haproxy.sh」を実行して、外部IPでアクセスできるようにTDVポッドの1つを公開するサービスを作成する必要があります。サービスはTDVポッドに関連付けられており、サービスに一意の外部IPが必要なため、一度にセットアップできるTDV HAProxyサービスは1つだけであることに注意してください。