管理ガイド> TDV構成オプション> 大文字と小文字の区別と末尾のスペースの設定の構成> 設定パラメーターを使用したサーバー全体の大文字と小文字の区別と末尾のスペースの動作の設定
 
構成パラメーターを使用したサーバー全体のケースとトレーリングスペースの動作の設定
TDVは、Studioの[構成]ウィンドウで設定されている大文字と小文字の区別と末尾のスペースの構成パラメーター値を使用します。これは、データソース間で大文字と小文字および末尾のスペースの動作が一貫している場合に役立ちます。ただし、構成パラメーターの設定を変更した場合、TDVは新しい設定に対して他のクエリプランも再評価する必要があります。
注:構成パラメーターの設定はサーバー全体です。これらは、セッションレベルでクライアントインターフェイスのプロパティ設定によって上書きされます。パラメータとプロパティの設定は、クエリオプションによって上書きされます。
構成パラメーターを使用してケースと末尾のスペースの動作を構成するには
1. 管理者ユーザーとしてStudioにログインします。
2. [管理]メニューから、[構成]を選択します。
3. ツリーペインで、[TDV Server] > [SQLエンジン] > [SQL言語]に移動します。
4. 次のパラメータに最適な設定を決定します。
パラメータ
説明
Case Sensitivity(大文字と小文字の区別)
クエリのデフォルトの大文字と小文字の区別を制御します。デフォルト値のFalseは、文字列比較の大文字と小文字を無視します。この設定がデータソースの大文字と小文字の区別の設定と一致しない場合、そのソースをクエリするときにパフォーマンスが低下します。これを変更しても、現在実行中のクエリには影響しません。
Ignore Trailing Spaces(末尾のスペースを無視)
クエリでの文字列比較中に末尾のスペースを無視するかどうかを制御します。デフォルト値のTrueは、文字列の比較中に末尾のスペースを無視します。この設定がデータソースの末尾のスペース設定と一致しない場合、そのソースをクエリするときにパフォーマンスが低下します。これを変更しても、現在実行中のクエリには影響しません。
5. ツリーペインで、[TDV Server] > [SQLエンジン] > [オーバーライド]に移動します。
6. 次のパラメータに最適な設定を決定します。
パラメータ
説明
Disable Case Sensitivity Correction(大文字と小文字の区別の修正を無効化)
大文字と小文字の区別の設定が一致しない場合に、サーバーがUPPER関数を使用してSQLを正規化するかどうかを決定します。デフォルト値はFalseです。
Disable Ignore Trailing Spaces Correction(末尾のスペースの修正を無視を無効化)
「末尾のスペースを無視する」設定が一致しない場合に、サーバーがTRIM関数を使用してSQLを正規化するかどうかを決定します。デフォルト値はFalseです。
Character Functions Conform to Case Sensitivity Setting(文字関数は大文字と小文字の区別の設定に従う)
文字関数のサーバー実行が、クエリ実行環境の大文字と小文字の区別の設定に一致しているかどうかを判別します。そうでない場合、関数TRIM、BTRIM、LTRIM、RTRIM、INSTR、POSITION、STRPOS、およびTRANSLATEは、TDV内で実行されるときに大文字と小文字を区別します。デフォルト値はTrueです。
Push Even if Case Sensitivity Mismatch(大文字と小文字の区別が一致しない場合でもプッシュ)
サーバーとデータソース間の大文字と小文字の区別の設定の違いをサーバーが無視するかどうかを決定します。デフォルト値はFalseです。
Push Even if Trailing Spaces Mismatch(末尾のスペースが一致しなくてもプッシュ)
サーバーとデータソース間の末尾のスペース設定の違いをサーバーが無視するかどうかを決定します。デフォルト値はFalseです。
7. [適用]をクリックします。
8. [OK]をクリックします。
9. TDV Serverを再起動します。