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ODBCクライアントとKerberos SSOのDSNの設定
ODBCクライアントでKerberosを使用するには、ドライバーの構成が必要です。 ODBCクライアントアプリケーションは、32ビットまたは64ビットのTDVドライバーを使用してTDVに接続できます。 ODBCクライアントアプリケーションが存在するコンピューターには、TDVドライバーの1つがインストールおよび構成されている必要があります。
次の手順に従って、KerberosシステムDSNを追加します。
1. 管理者としてログインします。
注: ODBCManagerは、パスワードを14文字で切り捨てることがあります。
2. 次のいずれかを実行して、WindowsクライアントにODBCドライバーをインストールします。
CsOdbcInstall<version>.exeはcis<version>.dllをインストールします
CsOdbcInstall<version>_x64.exeはcis<version>_x64.dllをインストールします
3. ODBCデータソースアドミニストレータを開きます。これは、管理ツールの下にあるデータソース(ODBC)という名前のWindowsコントロールパネルからアクセスできます。
4. [システムDSN]タブを選択し、[追加]ボタンをクリックして、インストールしたシステムデータソースを選択し、[完了]をクリックします。
ODBCドライバー構成ウィンドウが表示されます。
5. [ODBCドライバーの構成]ウィンドウで、[統合認証]フィールドをKerberosに設定します。
このシステムDSNにより、TDVは指定されたデータソースとカタログを認識できます。
6. Microsoft形式を使用してKerberos SPNを定義します。
HTTP/FullyQualified_HostName@Realm
 
7. [テスト]をクリックします。
8. テスト接続が成功したら、[OK]をクリックします。
ODBCLinuxクライアントとKerberos SSOについて
TDV Linux ODBCドライバーは、以下の条件が満たされている限り、Kerberosをサポートできます。
Kerberos(MIT、Heimdal、Centrifyなど)を実装するGSSAPIライブラリのヘッダーファイルは、実行時に動的にロードできます。
システムにはLIBDLとGCCコンパイラがあります。
kinit <user>を実行します。
kinitを実行しない場合、「DSN「ktest」への接続に失敗しました:例外:コンテキストの初期化に問題があります」というGSSライブラリのエラーメッセージが表示されます。