TDV のクライアントとしての構成

NTLM 認証を使用する必要がある新しい REST、SOAP、WSDL、または XML/HTTP データ ソースを作成する場合は、次のステップに従います。

TDV がクライアントである NTLM 認証を実装するには

1. TDV の最新バージョンとパッチをインストールします。
2. 必要なライブラリーとファイルがインストールされていることを確認するには、Common_WindowsSSPI_JNI.dll が次のディレクトリのいずれかに存在することを確認します。
<TDV_install_dir>\apps\server\lib\win64
<TDV_install_dir>\apps\common\lib\win64
3. LDAP ドメインを構成します。

Web ブラウザーでマネージャーを開きます。

[セキュリティ] > [ドメイン管理] を選択して [ドメイン管理] ページを開きます。

LDAP ドメインとパスワードを指定する新しい LDAP ドメインを追加します。

NTLM 認証を使用してリソースを消費する必要があるグループとユーザーを新しい LDAP ドメインに追加します。

LDAP ドメインの構成の詳細については、「LDAP ドメイン管理」を参照してください。

4. Studio を使用して、NTLM 認証構成パラメーターを設定します。

[管理] > [構成] を選択して、[TDV 構成] ウィンドウにアクセスします。

[TDV Server] > [構成] > [セキュリティ] > [認証構成パラメーター] を展開します。

表に示すようにパラメーターを変更します。

パラメーター

行う変更の説明

NTLM 認証を許可

この値を True に変更します。

未使用の HTTP 認証スキームを許容

デフォルトのままにします。:WARN

(有効な値は、WARN、IGNORE、ERROR です。)

Windows ドメイン マッピング

認証されたユーザーの Windows ドメインを、TDV Server で定義されている対応する外部ドメインの名前 (作成した LDAP ドメインの名前) にマップするキーと値のペアを入力します。入力する値では大文字と小文字が区別されます。

5. REST、SOAP、WSDL、または XML/HTTP データ ソース用の新しい Web サービスを作成し、リソースを新しい Web サービスにパブリッシュします。

Web リソースのパブリッシュについては、『TDV ユーザー ガイド』のパブリッシュに関する情報を参照してください。

6. REST Web サービスの場合は、次のステップに従います。

NTLM 認証用に構成する REST TDV Web サービスを開きます。

REST タブを選択します。

これらの [サービス] プロパティを設定して、NTLM を次のように構成します。

Enabled: true
Enable HTTP NTLM: true

7. SOAP または WSDL TDV Web サービスの場合は、次のステップに従います。

NTLM 認証用に構成する SOAP または WSDL TDV Web サービスを開きます。

[SOAP] タブを選択します。

次のプロパティを設定して、NTLM を構成します。

Enabled: true
Security Policy: /policy/security/system/Http-NTLM-Authentication.xml

8. Studio で、新しい REST、SOAP、WSDL、または XML/HTTP データ ソースを作成し、[基本] タブで次のパラメーターを指定します。

REST 接続パラメーター:

接続タイプ

指定するパラメーター

REST

ベース URL:次の構文を使用してこの REST データ ソースにアクセスするための URL です。

ログイン:<このドメインへの LDAP ログイン>

パスワード:<このドメインへの LDAP パスワード>

パス・スルー ログイン:無効

認証:NTLM

ドメイン:<LDAP ドメイン名>

メソッド:XML/HTTP プロトコルの場合、[操作] で、[HTTP Verb] の指定は POST または GET である必要があります。

REST の例:

SOAP 接続パラメーター:

接続タイプ

指定するパラメーター

SOAP

URL: <この SOAP データ ソースにアクセスするための URL>

ログイン:<このドメインへの LDAP ログイン>

パスワード:<このドメインへの LDAP パスワード>

パス・スルー ログイン:無効

認証:NTLM

ドメイン:<LDAP ドメイン名>

SOAP の例:

WSDL 接続パラメーター:

接続タイプ

指定するパラメーター

WSDL 接続情報

URL: <この WSDL にアクセスするための URL>

ログイン:<このドメインへの LDAP ログイン>

パスワード:<このドメインへの LDAP パスワード>

パス・スルー ログイン:無効

認証:NTLM

ドメイン:<LDAP ドメイン名>

WSDL の例:

XML/HTTP 接続パラメーター:

接続タイプ

指定するパラメーター

XML/HTTP 接続情報

URL:<この WSDL にアクセスするための URL>

ログイン:<このドメインへの LDAP ログイン>

パスワード:<このドメインへの LDAP パスワード>

パス・スルー ログイン:無効

認証:NTLM

ドメイン:<LDAP ドメイン名>

メソッド:XML/HTTP プロトコルの場合、[操作] で、[HTTP Verb] の指定は POST または GET である必要があります。。

XML/HTTP の例:

9. 接続が機能していることを確認します。

REST、SOAP、または WSDL データ ソースをイントロスペクトします。

Web サービス オペレーションを開いて実行します。