非カーソル変数

SQL スクリプトの非カーソル変数は、単一の値に解決される式またはその他のエレメントです。名前とデータ タイプを指定することにより、非カーソル変数を定義できます。

構文

DECLARE <varName>[,…] <dataType>  

[DEFAULT <valueExpression>]

備考

•

DEFAULT 構文はオプションです。変数の初期化に使用されます。

•

DEFAULT 句で初期化されていない変数の値は NULL です。

•

変数は、リテラル値が有効な場所ならどこでも SQL スクリプト式で使用できます。たとえば、1 + 1 と x + y は両方とも有効な式です (x と y が宣言された変数であると仮定します)。

•

SQL スクリプト内の変数には、スコープ ルールが適用されます。

•

変数は、親ブロックの変数と同じ名前を持つブロック内で宣言できます。パラメーターは、プロシージャのメイン ブロックで定義されているかのように扱われます。

•

文字列型の変数は、一重引用符 ('string') で区切ります。文字列内にアポストロフィを指定するには、アポストロフィを 2 つ続けて使用します ('')。

•

タイプ BLOB または CLOB の変数、パラメーター、およびカラム定義を宣言できます。

•

すべての変数が同じデータ タイプで、それぞれに一意の名前が付いている場合は、一度に複数の変数を宣言できます。

•

<valueExpression> は、IN パラメーター、このブロックで以前に宣言された変数、および親ブロックの任意の変数を使用できます。現在のブロックでは、値式は後で定義される変数を使用できません。値式の型が変数の型と一致しない場合、暗黙のキャストが実行されます (可能な場合)。IN パラメーターの詳細については、「SQL スクリプト プロシージャ ヘッダー」を参照してください。

•

値式の評価によって例外が発生した場合、まだ初期化されていない他の宣言済み変数は、例外ハンドラーに入る前に NULL に設定されます。

例

PROCEDURE p ( )

BEGIN

  DECLARE a INTEGER;

  DECLARE b DATE;

  DECLARE c TIME;

  DECLARE d TIMESTAMP;

  DECLARE e DECIMAL;

  DECLARE f FLOAT;

  DECLARE g VARCHAR;

  DECLARE h CHAR;

END

PROCEDURE p ( )

BEGIN

  DECLARE x INTEGER;

  SET x = 1;

  DECLARE x INTEGER; --illegal

END

Top