RPAD

RPAD 関数は、文字列の右側を切り捨てるか、右側にスペース (または指定された文字) を埋め込んで、返されるすべての値を指定された長さと同じにします。

構文

RPAD (expression, padded_length [, pad_string]) 

備考

•

式の引数は、リテラル式、一重引用符で囲んだ変数、または table.columnName を指定する SQL 式にすることができます。指定するカラムのデータ タイプは、VARCHAR または関連するデータ タイプと互換性がある必要がありますが、INTEGER、TINYINT、または CHAR (1) とは互換性がありません。

•

expression が空の文字列または NULL 文字列の場合、RPAD は NULL を返します。

•

padded_length 引数は、返される値の長さを指定する整数です。

•

padded_length がゼロまたは負の場合、RPAD は空の文字列を返します。

•

pad_string 引数はオプションです。省略した場合、スペースが右パディング文字として使用されます。それ以外の場合は、次の 4 番目の例に示すように、戻り値が指定された文字列の長さに達するまで、右側に pad_string が繰り返し追加されます。

•

pad_string が空の文字列または NULL 文字列の場合、RPAD は NULL を返します。

注：関連する関数「LPAD」も参照してください。

例 (最初の文字を取得)

次の SQLselect は、RPAD を使用して、FirstName カラムの値から最初の 2 文字だけを取得します。

SELECT RPAD (table.FirstName, 2) FirstInitial FROM table

例 (値の切り捨て)

次の SQLselect は、RPAD を使用して FamilyName カラムの値を切り捨て、非常に長いファミリ名の最初の 12 文字のみがエイリアス LastName (12) を持つ結果カラムに返されるようにします。

SELECT RPAD (table.FamilyName, 12) LastName (12) FROM table

例 (制限値または値のある右パッド)

次の SQLselect は、RPAD を使用して SectionTitle の値を最初の 36 文字に制限し、短いセクションタイトルに十分なピリオドを追加して文字数を 36 文字にします。

SELECT RPAD (table.SectionTitle, 36, '.') FROM table

例 (制限値または値のパターンを持つ右パッド)

pad_string が複数の文字の場合、padded_length で指定された長さに達するまで、指定された文字がパディングとして繰り返されます。

SELECT RPAD (table.LastName, 10, '*...') FROM table

この例では、「Shimabukuro」の LastName は「Shimabuk」を返します。「Ho」の LastName は、「Ho*...*..」を返します (つまり、10 文字のカウントに達するまで、パターンのアスタリスク-ドット-ドット-ドットのすべてまたは一部が繰り返されます)。