OData v4 の機能

サポートされているオペレーター

認証オプション	説明
比較オペレーター
eq	等しい	companyname eq ‘Able Computing’
ne	等しくない	companyname ne ‘Able Computing”
gt	より大きい	price gt 20
ge	以上	price ge 10
lt	より小さい	price lt 20
le	以下	price le 100
論理オペレーター
and	論理 AND	Price le 200 and Price gt 3.5
or	論理 OR	Price le 3.5 or Price gt 200
not	論理否定	not endswith (Description,'milk')

オペレーター	説明	例
算術オペレーター
add	加算	Price add 5 gt 10
sub	減算	Price sub 5 gt 10
mul	乗算	Price mul 2 gt 2000
div	除算	Price div 2 gt 4
mod	剰余	Price mod 2 eq 0
グループ化オペレーター
( )	優先グループ化	(Price sub 5) gt 10

サポートされている関数

関数	例
文字列関数
contains	contains (CompanyName,'freds')
endswith	endswith (CompanyName,'Futterkiste')
startswith	startswith (CompanyName,'Alfr')
length	length (CompanyName) eq 19
indexof	indexof (CompanyName,'lfreds') eq 1
substring	substring (CompanyName,1) eq 'lfreds Futterkiste'
tolower	tolower (CompanyName) eq 'alfreds futterkiste'
toupper	toupper (CompanyName) eq 'ALFREDS FUTTERKISTE'
trim	trim (CompanyName) eq 'Alfreds Futterkiste'
concat	concat (concat (City,', ') , Country) eq 'Berlin, Germany'
日付関数
year	year (BirthDate) eq 0
month	month (BirthDate) eq 12
day	day (StartTime) eq 8
hour	hour (StartTime) eq 1
minute	minute (StartTime) eq 0
second	second (StartTime) eq 0
fractionalseconds	second (StartTime) eq 0
date	date (StartTime) ne date (EndTime)
time	time (StartTime) le StartOfDay
totaloffsetminutes	totaloffsetminutes (StartTime) eq 60
now	StartTime ge now ()
mindatetime	StartTime eq mindatetime ()
maxdatetime	EndTime eq maxdatetime ()
算術関数
round	round (Freight) eq 32
floor	floor (Freight) eq 32
ceiling	ceiling (Freight) eq 33
タイプ関数
cast	cast (ShipCountry,Edm.String)

パブリッシュリソースのサポート

OData v4 では次がサポートされます。

•

パブリッシュされたすべてのデータベースと Web サービスリソース。

•

マスターキーが定義されていないパブリッシュビュー。

•

複数の入力カーソルと出力カーソルを持つプロシージャ。

•

定義された関係を持つテーブル/ビューのナビゲーションリンクをサポートします。

例

パラメーターを持つプロシージャを呼び出します。

http://dvbu-vdi-002:9400/odata4/webservices/ds/LookupProduct (desiredProduct=1

入力カーソルを持つプロシージャを呼び出す

<m:value xmlns:m="http://docs.oasis-open.org/odata/ns/metadata" xmlns:d="http://docs.oasis-open.org/odata/ns/data" m:type="#Edm.LookupProductReturnType" m:context="http://dvbu-vdi- 002:9400/odata4/webservices/ws$metadata">

<m:parameters>

<d:result m:type="#Collection(Edm.result)">

<m:element>

<d:ProductName>Maxtific 40GB ATA133 7200</d:ProductName>

<d:ProductID m:type="Int32">1</d:ProductID>

<d:ProductDescription> 最大ストレージ 40 GB</d:ProductDescription>

</m:element>

</d:result>

</m:parameters>

</m:value>

ページネーションのサポート

OData v4 は、サーバー側のページネーションをサポートしています。

デフォルトでは、ページサイズは 10,000 行に設定されています。この値は、[Studio] > [管理] > [構成] > [サーバー] > [Web サービスインターフェイス] > [OData] > [ODATA 最大ページサイズ] でサーバー構成を調整することで変更できます。最大ページサイズは 100,000 行を超えることができないことに注意してください。

この設定は、クライアントに送信する行の最大数を決定します。クライアントはこの設定をオーバーライドできますが、この設定を超えることはできません。クライアントは、HTTP ヘッダー「Prefer: odata.maxpagesize=XXX」を介して設定できます。クライアントに返される部分データセットには、「href」値が次の部分データセットの URI である「next」関係を持つ atom:link が含まれます。

さらに、ODATA Skiptoken 設定を調整して、odata システムクエリオプション $skiptoken を介してサーバー主導のページングを有効にすることができます。このオプションが False に設定されている場合、ページングは代わりに odata システムクエリオプション $skip を使用するため、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

例

1. 以下の例では、クライアントは応答ごとに 8 行のみを要求します。

curl  -u admin:admin "http://localhost:9400/odata4/webservices/soap_test/view_test/CompositeView?\$format=xml"   -H "Prefer: odata.maxpagesize=8"

2. サーバーでページネーションが有効になっている場合、応答には、url 属性 skiptoken を含む追加のエレメントが含められます。

<a:link rel="next" href="http://localhost:9400/odata4/webservices/soap_test/view_test/CompositeView?%24format=xml&%24skiptoken=54ed17bcx39b1x4648x8e3axe146c401d935"/></a:feed>

結果セットを繰り返すには、前の応答で提供されたスキップトークンが必要です。表示する結果セットがさらにある場合、応答は新しいスキップトークンを生成します。

タイムアウト

サーバープロパティ OData Timeout を調整することで、OData ページ分割されたリクエストのリクエストタイムアウトを制御できます。これにアクセスするには、[管理] > [構成] > [サーバー] > [Web サービス] > [OData] > [Odata タイムアウト] を選択します。ページ分割されたリクエストの指定値は秒単位です。無制限の場合は 0 を使用します。ODATA タイムアウトを微調整するには、セッションのパージ期間 ([管理] > [構成] > [サーバー] > [ランタイム処理情報] > [セッション]) を調整する必要もあります。

サポートされているクエリオプション

次のクエリオプションがサポートされます。

•

$apply

•

$count

•

$expand

•

$filter

•

$levels

•

$orderby

•

$search

•

$select

•

$skip

•

$top