環境ツリーパネルの使用

[環境ツリー] パネルは、WebFOCUS App Studio でのナビゲートを容易にする主要ウィンドウです。このパネルを使用すると、現在作業中のワークスペースリポジトリまたは Web アプリケーションの位置を常に確認することができます。このパネルを使用して、フォルダ間でのオブジェクトの移動やコピー、他の WebFOCUS App Studio ユーザとのコンテンツの共有、コンテンツの非表示などの操作を行えます。

  • [コンテンツ] フォルダを 1 つの環境から別の環境にコピーして貼り付ける際は、十分な注意が必要です。ソース環境のメタデータがターゲット環境のメタデータと一致しない場合は、コンテンツが影響を受ける可能性があります。WebFOCUS App Studio で 1 つの環境から別の環境にフォルダやファイルを移動する場合は、変更管理パッケージの使用をお勧めします。
  • フォルダを右クリックして [複製の作成] を選択することで、同一ワークスペースまたは上位フォルダ内のフォルダをコピーして貼り付けることができます。
  • [ワークスペースリポジトリ] エリアからオブジェクトをコピーし、[データサーバ] エリアに貼り付けると、IBFS プロパティ (メタデータ) が失われ、WebFOCUS InfoAssist が機能しなくなります。同一の問題は、[ワークスペース] エリアからオブジェクトをコピーしてデスクトップに貼り付ける場合や、デスクトップからオブジェクトをコピーして [データサーバ] エリアに貼り付ける場合にも発生します。

[環境ツリー] パネルでは、次のことを行えます。

  • パネルの外観をカスタマイズする。
  • [構成済み環境] ツリーの WebFOCUS 環境下に表示されたコンテンツにフィルタを適用する。
  • 構成済み WebFOCUS 環境にアクセスして、新しいコンテンツを作成したり、既存のコンテンツを変更したりする。
  • [構成済み環境] ツリーでアプリケーションまたはフォルダをリフレッシュして、新しいファイルや更新済みファイル情報を表示したり、削除済みファイルを除外したりする。

下図は、[環境ツリー] パネルを示しています。

[環境ツリー] パネルは、WebFOCUS App Studio の起動と同時に開きます。

環境ツリーパネルのツールバー

[環境ツリー] パネルのツールバーには、構成済み環境ツリーに表示された情報をナビゲート、フィルタ、ソートするためのメニューとボタンが配置されています。

表示オプション

下表は、項目の表示オプション (例、名前順にソート、グループ化) を示しています。

オプション

名前

機能

項目を名前順にソートして表示

ファイルを A から Z の名前順にソートします。

項目を名前の逆順にソートして表示

ファイルを Z から A の名前順にソートします。

項目を日付時間順 (古い順) にソートして表示

ファイルが最後に保存された日付に基づいて、ファイルを古い順にソートします。

項目を日付時間の逆順 (新しい順) にソートして表示

ファイルが最後に保存された日付に基づいて、ファイルを新しい順にソートします。

項目をファイルタイプ別にグループ化して表示

ファイルをファイルタイプ別にソートします。

ソート順プロパティを優先

[ファイル/フォルダのプロパティ] パネルで指定された [ソート順] プロパティ値を使用します。これがデフォルト値です。

項目をタイトル順に表示

ファイルをタイトル別に表示し、タイトル順にファイルをソートします。項目にタイトルが存在しない場合は、項目の名前が表示されます。

項目を名前順に表示

ファイルを名前別に表示し、名前順にファイルをソートします。項目にタイトルが存在しない場合は、項目の名前が表示されます。

 

表示のリフレッシュ

[構成済み環境] ツリーに表示されているファイルおよびフォルダをすべてリフレッシュします。[表示のリフレッシュ] を使用すると、選択したファイルまたはフォルダに従属するファイルやフォルダも表示されます。

すべてのコンテンツファイルを表示

ツリーにフィルタを適用せずに、マスターファイル以外のすべてのコンテンツファイルタイプを表示します。マスターファイルを表示するには、[マスターファイルのみ表示] をクリックします。

プロシジャファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

マスターファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

HTML ファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

MAINTAIN ファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

イメージファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

ReportCaster ファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

ReportLibrary ファイルのみ表示

ツリーにフィルタを適用して、このファイルタイプのみを表示します。

その他のファイル

ツリーにフィルタを適用して、その他のファイルタイプのみを表示します。

構成済み環境ツリーでのノードの表示

[構成済み環境] ツリーには、[WebFOCUS 環境]、[データサーバ]、[ワークスペース]、[Web アプリケーション] ノードが表示されます。これらのノードは、コンテンツの作成が可能な開発エリアです。リモート WebFOCUS バージョン 9 環境が構成されている場合は、[ワークスペース] ノードも表示されます。

[構成済み環境] ツリーのノードに下位の項目 (例、プロジェクト、フォルダ、データサーバ) が作成され、コンテンツが格納されている場合、ノードアイコンに緑色の丸印が表示されます。ノードに下位の項目が作成されているが、コンテンツが格納されていない場合、ノードアイコンに赤色の丸印が表示されます。ノードに下位の項目が作成されていない場合は、そのノードにコンテンツが格納されているかどうかを特定できないため、ノードアイコンに丸印は表示されません。赤色の丸印が表示されたノード下に新しいコンテンツを作成すると、そのノードにコンテンツが格納されていることを示す緑色の丸印に変わります。緑色の丸印が表示されたノード下でコンテンツをすべて削除すると、そのノードにコンテンツが格納されていないことを示す赤色の丸印に変わります。

注意:デフォルト設定では、[構成済み環境] ツリーのファイルおよびフォルダはタイトル別にソートされます。ソートオプションを [項目を名前順に表示] に変更すると、ファイルおよびフォルダの名前が表示されます。項目の表示方法としてタイトル別または名前別のどちらを選択した場合でも、[ワークスペース]、[データサーバ]、[Web アプリケーション] ノードの表示方法は変更されません。

[構成済み環境] ツリーで各ノードを展開することで、構成済み環境、フォルダ、アプリケーションファイルを表示することができます。ツールバーのフィルタコマンドを使用して、ファイルを名前順にソートできるほか、名前別またはタイトル別に表示したり、関連するパスに存在するファイルを含めて表示したりできます。

[構成済み環境] ツリーでは、各 WebFOCUS 環境のコンテンツを管理することができます。たとえば、新しいフォルダやファイルの作成、既存ファイルを開く、ファイルのコピーなどの操作を行えます。ノード、フォルダ、ファイルのいずれかを右クリックすると、コンテキストメニューにオプションが表示されます。ファイルをダブルクリックすることで、そのファイルを開くこともできます。

[下位項目のリフレッシュ] オプションを使用して、特定のアプリケーションまたはフォルダをリフレッシュすることもできます。リフレッシュするアプリケーションまたはフォルダを右クリックし、[下位項目のリフレッシュ] を選択します。

注意

  • 任意のファイルのコンテキストメニューから [新規作成] を選択し、作成するコンテンツのタイプを選択することで、選択したファイルと同一の場所に新しいコンテンツを作成することができます。
  • ネストされたフォルダにマスターファイルが存在する場合 (例、abc フォルダ下の xyz フォルダ)、最初に Reporting Server ブラウザインターフェースを使用して、ネストされたアプリケーションフォルダを新しいフォルダとしてマッピングしておく必要があります。

ユーザのデスクトップから [構成済み環境] ツリーにファイルをコピーすることができます。

[構成済み環境] ノードからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • 追加   [WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスを開き、別の環境を追加することができます。

[環境ツリー] パネルの WebFOCUS 環境からアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります

  • WebFOCUS ホームページ   WebFOCUS ホームページにアクセスすることができます。
  • ログイン   WebFOCUS 環境にログインすることができます。このオプションは、WebFOCUS 環境にログインしていない場合にのみ表示されます。
  • ログアウト   WebFOCUS 環境からログアウトすることができます。このオプションは、WebFOCUS 環境にログインしている場合にのみ表示されます。

注意:WebFOCUS App Studio に存在しないファイルをコピーし、[構成済み環境] ツリーに貼り付けることで、そのファイルをアプリケーションの作成時に使用することができます。

データサーバ

[データサーバ] ノードには、WebFOCUS Client からアクセス可能な WebFOCUS Reporting Server のリストが表示されます。このノードを順に展開すると、WebFOCUS アプリケーションの開発に使用可能なファイルが表示されます。

[データサーバ] ノード下でファイルのアプリケーションパスを自動的に挿入する処理は、バックグラウンドスレッドで実行されます。このバックグラウンドスレッドの実行中は、ツリー内を移動し、フォルダを展開してファイルを作成することができます。ただし、新しいファイルを保存する操作や、新規スタイルシートの作成などのパスリストを必要とする操作はすべて、バックグラウンドスレッドが完了するまで実行することはできません。[構成済み環境] ツリーの [データサーバ] ノード下に表示されているデータサーバエリアでは、ファイルのアプリケーションパスが自動的に挿入されます。

[データサーバ] ノード下のデータサーバからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • アダプタ管理   [アダプタの構成と管理] ダイアログボックスを開き、新しいアダプタを構成したり、既存アダプタの設定を編集したりできます。
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルやファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

[ワークスペース] フォルダからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • フォルダの作成   新しいアプリケーションフォルダを作成します。
  • アプリケーションパスの構成   [アプリケーションパス] ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスでは、アプリケーションの作成、検索パスへのアプリケーションの追加、アプリケーションのマッピングおよび順序変更、パスからのアプリケーションおよびマッピングの削除を行えます。
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルや更新済みファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

[アプリケーション] フォルダまたはファイルからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • 新規作成   新しいフォルダまたはファイルを作成します。[新規作成] を選択後、次のコンテキストメニューオプションが表示されます。
    • プロシジャ   現在のアプリケーションフォルダ下に新しいプロシジャフォルダを作成します。
    • レポート   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • レポート   新しいレポートを作成します。
      • SQL レポート   新しい SQL レポートを作成します。
    • HTML/ドキュメント   新しい HTML ページまたはドキュメントを作成します。
    • WebFOCUS InfoAssist   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • グラフ   グラフキャンバスを使用してグラフを新規作成します。
      • SQL グラフ   新しい SQL グラフを作成します。
    • テキストエディタ   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • WebFOCUS スタイルシート   テンプレート WebFOCUS スタイルシートを作成します。
      • テキストドキュメント   テキストドキュメントを作成します。[コメントの追加] または [コメントの削除] コマンドを使用して、ファイルに付加するコメントを制御することもできます。
    • フォルダ   現在の [ワークスペース] フォルダ下に新しいアプリケーションフォルダを作成します。
  • 複製の作成   [データサーバ] ノード下で選択したファイルまたはフォルダのコピーを作成します。

    フォルダの複製を作成する場合、ポータル以外のすべてのコンテンツの複製も作成されます。

  • コピー   選択したファイルまたはフォルダをクリップボードにコピーします。コピーしたファイルは、別のノードに貼り付けることができます。

    フォルダをコピーする場合、ポータル以外のすべてのコンテンツもコピーされます。

  • 貼り付け   切り取りまたはコピーしたファイルやフォルダを貼り付けます。
  • 名前の変更   選択したフォルダまたはファイルの名前を変更します。
  • 削除   選択したフォルダまたはファイルを削除します。削除を確認するメッセージが表示されます。項目を削除しない場合は [いいえ]、削除処理を中止する場合は [キャンセル] をクリックします。複数の項目を一括削除する際に、[キャンセル] をクリックして削除処理を中止すると、残りの項目すべての削除も中止されます。
  • プロパティ   [データサーバ] ノード下のフォルダのプロパティを表示します。
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルや更新済みファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

ワークスペースリポジトリ

[ワークスペース][リポジトリ] ノードは、データや情報を格納する領域です。このノード下では、WebFOCUS App Studio を使用して BI Portal 環境での管理 よび開発を行えます。WebFOCUS App Studio の完全インストールを実行した場合、[ワークスペースリポジトリ] ノード下で、リモートサーバ上およびローカルマシン上のリソースとアプリケーションを管理することができます。すべてのリモートサーバ上でのアプリケーションファイルの作成や編集を、アクセスが簡単な 1 つのインターフェースから実行できます。また、BI Portal のレポートの作成および管理は、Web ブラウザではなく、Windows アプリケーションから行えます。

[ワークスペース] ノードからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • インパクト分析   特定のマスターファイルやマスターファイル内の特定のフィールドにアクセスするプロシジャを識別し、それらのプロシジャのリストを生成します。
  • 新規フォルダ   指定した [ワークスペース] ノード下で新しいフォルダを作成します。

    注意:このオプションは、新しいワークスペースを作成するオプションとは異なります。

    新しいワークスペースを作成するには、BI Portal で [新規作成] の [エンタープライズワークスペース] オプションを使用します。このオプションを使用すると、ワークスペーステンプレートが実行され、ワークスペース固有のユーザグループとサブフォルダ (例、[マイコンテンツ] フォルダ) が作成されます。

    WebFOCUS App Studio の [フォルダの作成] オプションを使用した場合、ワークスペーステンプレートは実行されません。

  • 物理表示または共有表示   2 つの表示方法を切り替えることができます。[共有表示] では、すべてのフォルダが (ブランクフォルダを含む)、共有コンテンツが含まれた階層に表示されます。[物理表示] では、ブランクフォルダが除外され、共有コンテンツが含まれた階層に表示されます。[物理表示] では、共有コンテンツが格納されているフォルダがすべて表示されます。
  • マネージャモード   適切な認可が設定されている場合に、プライベートファイルを編集することができます。      
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルや更新済みファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

[ワークスペースリポジトリ] ノード下のフォルダまたはファイルからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • インパクト分析   特定のマスターファイルやマスターファイル内の特定のフィールドにアクセスするプロシジャを識別し、それらのプロシジャのリストを生成します。
  • 新規作成   新しいフォルダまたはファイルを作成します。[新規作成] を選択後、次のコンテキストメニューオプションが表示されます。
    • プロシジャ   現在のアプリケーションフォルダに、新しいプロシジャファイルを作成します。
    • レポート   新しいレポートを作成します。
    • SQL レポート   新しい SQL レポートを作成します。
    • HTML/ドキュメント   新しい HTML ページまたはドキュメントを作成します。
    • WebFOCUS InfoAssist   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • グラフ   グラフキャンバスを使用してグラフを新規作成します。
      • SQL グラフ   新しい SQL グラフを作成します。
      • アラート   新しいアラートを作成します。
    • レポートオブジェクト   新しいレポートオブジェクトを作成します。
    • URL   新しい URL を作成します。
    • JavaScript ファイル   新しい JavaScript ファイルを作成します。このファイルから、ユーザ独自の JavaScript を作成することができます。
    • カスケードスタイルシート   新しいカスケードスタイルシートを作成します。
    • WebFOCUS スタイルシート   新しい WebFOCUS スタイルシートを作成します。
    • テキストドキュメント   新しいテキストドキュメントを作成します。
    • ReportLibrary アクセスリスト   新しい ReportLibrary アクセスリストを作成します。
    • テキストエディタ   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • JavaScript ファイル   新しい JavaScript ファイルを作成します。このファイルから、ユーザ独自の JavaScript を作成することができます。
      • カスケードスタイルシート   新しいカスケードスタイルシートを作成します。
      • WebFOCUS スタイルシート   新しい WebFOCUS スタイルシートを作成します。
      • テキストドキュメント   新しいテキストドキュメントを作成します。
    • その他   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • レポートオブジェクト   新しいレポートオブジェクトを作成します。
      •   
    • フォルダ   新しいフォルダを作成します。
    •   
  • 公開/非公開   選択したフォルダ内のすべてのファイルへのパブリックアクセスを許可するかどうかを制御します。Ctrl キーを押しながらフォルダを順に選択して、複数のフォルダを同時に選択することができます。
  • 非表示/表示   選択したフォルダへのアクセスが許可されているユーザに対して、そのフォルダ内のすべてのファイルを表示するかどうかを制御します。Ctrl キーを押しながらフォルダを順に選択して、複数のフォルダを同時に選択することができます。[ファイル/フォルダのプロパティ] パネルの [ユーザに非表示] プロパティを変更することで、このコンテンツを表示できるユーザを制御することができます。
  • 複製の作成   [ワークスペース] ノード下で選択したファイルまたはフォルダのコピーを作成します。

    フォルダの複製を作成する場合、ポータル以外のすべてのコンテンツの複製も作成されます。

  • コピー/貼り付け   フォルダまたはファイルをコピーして貼り付けます。

    フォルダをコピーする場合、ポータル以外のすべてのコンテンツもコピーされます。

  • 名前の変更   選択したフォルダまたはファイルの名前を変更します。

    元の名前および参照先のインスタンスがすべて更新されるようにするためには、[名前を付けて保存] オプションを使用して HTML ページの名前を変更することをお勧めします。

  • 削除   選択したフォルダまたはファイルを削除します。削除を確認するメッセージが表示されます。項目を削除しない場合は [いいえ]、削除処理を中止する場合は [キャンセル] をクリックします。複数の項目を一括削除する際に、[キャンセル] をクリックして削除処理を中止すると、残りの項目すべての削除も中止されます。
  • ソース管理   フォルダまたはファイルのソース管理を使用できます。
  • プロパティ   [ワークスペースリポジトリ] ノード下のフォルダのプロパティを表示します。
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルや更新済みファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

注意:[ワークスペース] ノード下でのフォルダおよび項目の公開および非公開についての詳細は、『ibi™ WebFOCUS® セキュリティ管理ガイド』を参照してください。

Web アプリケーション

[Web アプリケーション] ノードでは、テキストエディタ、またはファイルを作成したツールを使用してファイルを開くことができます。

注意:表示されるオプションは、ファイルタイプに応じて異なります。

[Web アプリケーション] ノードからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • フォルダの作成   新しいアプリケーションフォルダを作成します。
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルや更新済みファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

アプリケーションフォルダからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • 名前の変更   選択したフォルダまたはファイルの名前を変更します。
  • 削除   選択したアプリケーションフォルダを削除します。削除を確認するメッセージが表示されます。項目を削除しない場合は [いいえ]、削除処理を中止する場合は [キャンセル] をクリックします。複数の項目を一括削除する際に、[キャンセル] をクリックして削除処理を中止すると、残りの項目すべての削除も中止されます。
  • 複製の作成   [Web アプリケーション] ノード下で選択したフォルダのコピーを作成します。

    フォルダの複製を作成する場合、ポータル以外のすべてのコンテンツの複製も作成されます。

  • コピー/貼り付け   選択したフォルダとそのコンテンツをクリップボードにコピーして貼り付けることができます。
  • 新規作成   新しいファイルを作成します。[新規作成] を選択後、次のコンテキストメニューオプションが表示されます。
    • HTML ファイル   HTML フォーマットでページを作成します。既存の HTML コンテンツをインポートすることもできます。
    • JavaScript ファイル   新しい JavaScript ファイルを作成します。このファイルから、ユーザ独自の JavaScript を作成することができます。
    • カスケードスタイルシート   ベーステンプレートを作成します。このファイルから、ユーザ独自のカスケードスタイルシート (CSS) を作成することができます。
    • フォルダ   新しいフォルダを作成します。
  • プロパティ   [ファイル/フォルダのプロパティ] パネルにフォルダのプロパティを表示します。
  • 下位項目のリフレッシュ   [構成済み環境] ツリー下のアプリケーションやフォルダのコンテンツをリフレッシュして、削除済みファイルを除外したり、新しいファイルや更新済みファイル情報 (例、日付、時間、サイズ) を表示したりします。

ファイルからアクセス可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • 開く   ファイルを開きます。
  • テキストエディタで開く   テキストエディタを使用してファイルを表示します。
  • Windows に関連付けられたツールで編集   Windows に関連付けられたツールでファイルを編集します。
  • 印刷   ファイルを印刷します。
  • 新規作成   新しいファイルを作成します。[新規作成] を選択後、次のコンテキストメニューオプションが表示されます。
    • HTML ファイル   HTML フォーマットでページを作成します。既存の HTML コンテンツをインポートすることもできます。
    • JavaScript ファイル   新しい JavaScript ファイルを作成します。このファイルから、ユーザ独自の JavaScript を作成することができます。
    • カスケードスタイルシート   ベーステンプレートを作成します。このファイルから、ユーザ独自のカスケードスタイルシート (CSS) を作成することができます。
  • 複製の作成   [Web アプリケーション] ノード下で選択したファイルのコピーを作成します。
  • コピー/貼り付け   選択したファイルをクリップボードにコピーします。コピーしたファイルは、別のノードに貼り付けることができます。
  • 名前の変更   選択したファイルの名前を変更します。
  • 削除   選択したアプリケーションフォルダを削除します。削除を確認するメッセージが表示されます。項目を削除しない場合は [いいえ]、削除処理を中止する場合は [キャンセル] をクリックします。複数の項目を一括削除する際に、[キャンセル] をクリックして削除処理を中止すると、残りの項目すべての削除も中止されます。
  • プロパティ   [ファイル/フォルダのプロパティ] パネルにフォルダのプロパティを表示します。

ノード下のコンテンツ有無の識別

[構成済み環境] ツリーでは、各ノードにコンテンツが格納されているかどうかをアイコンで識別することができます。[構成済み環境] ツリーでノードをダブルクリックすると、そのノード下のコンテンツの有無が確認されます。ノード下のコンテンツの有無に応じて、ノードアイコンの表示が変わります。ノードに下位の項目 (例、プロジェクト、フォルダ、データサーバ) が作成され、ファイルが格納されている場合は、ノードアイコンに緑色の丸印が表示されます。ノードに下位の項目が作成されているが、ファイルが格納されていない場合は、ノードアイコンに赤色の丸印が表示されます。

ノードに下位の項目が作成され、コンテンツが格納されている場合、そのコンテンツを削除すると、緑色の丸印が赤色に変わります。逆に、ノードに下位の項目が作成されているが、コンテンツが格納されていない場合、そのノード下にコンテンツを作成すると、赤色の丸印が緑色に変わります。

マスターファイルのコンテキストメニューオプション

マスターファイルから選択可能なコンテキストメニューオプションには、次のものがあります。

  • レポートの作成   レポートウィザードを開き、新しいレポートを作成することができます。
  • WebFOCUS InfoAssist グラフの作成   WebFOCUS InfoAssist のグラフウィザードを開き、新しいグラフを作成することができます。
  • 新規作成   新しいフォルダまたはファイルを作成します。[新規作成] を選択後、次のコンテキストメニューオプションが表示されます。
    • プロシジャ   現在のアプリケーションフォルダ下に新しいプロシジャフォルダを作成します。
    • レポート   新しいレポートを作成します。
    • SQL レポート   新しい SQL レポートを作成します。
    • グラフ   新しいグラフを作成します。
    • SQL グラフ   新しい SQL グラフを作成します。
    • レポート   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • レポート   新しいレポートを作成します。
      • SQL レポート   新しい SQL レポートを作成します。
    • HTML/ドキュメント   新しい HTML ページまたはドキュメントを作成します。
    • WebFOCUS InfoAssist   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • グラフ   グラフキャンバスを使用してグラフを新規作成します。
      • SQL グラフ   新しい SQL グラフを作成します。
    • WebFOCUS スタイルシート   テンプレート WebFOCUS スタイルシートを作成します。
    • テキストドキュメント   テキストドキュメントを作成します。[コメントの追加] または [コメントの削除] 機能を使用して、ファイルに付加するコメントを制御することもできます。
    • テキストエディタ   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • WebFOCUS スタイルシート   テンプレート WebFOCUS スタイルシートを作成します。
      • テキストドキュメント   テキストドキュメントを作成します。[コメントの追加] または [コメントの削除] 機能を使用して、ファイルに付加するコメントを制御することもできます。
    • ESRI 構成付き XML ドキュメント   ESRI 構成を使用して新しい XML ドキュメントを作成します。
    • アプリケーションディレクトリ   現在のアプリケーションフォルダ下に新しいアプリケーションフォルダを作成します。
  • 複製の作成   選択したファイルのコピーを作成します。
  • コピー/貼り付け   選択したファイルをクリップボードにコピーします。コピーしたファイルは、別のノードに貼り付けることができます。
  • 名前の変更   選択したファイルの名前を変更します。
  • 削除   選択したファイルを削除します。削除を確認するメッセージが表示されます。項目を削除しない場合は [いいえ]、削除処理を中止する場合は [キャンセル] をクリックします。複数の項目を一括削除する際に、[キャンセル] をクリックして削除処理を中止すると、残りの項目すべての削除も中止されます。
  • プロパティ   [ファイル/フォルダのプロパティ] パネルにフォルダのプロパティを表示します。

注意:マスターファイルをテキストエディタキャンバスで開いた場合、そのマスターファイルのコンテキストメニューから、その他の [開く] オプションは使用できなくなります。

  • 開く   シノニムエディタでマスターファイルを開きます。
  • レポートの作成   レポートウィザードを開きます。ここから、マスターファイルをデータソースとして使用したレポートを新規作成できます。
  • WebFOCUS InfoAssist グラフの作成   グラフウィザードを開きます。ここから、マスターファイルをデータソースとして使用したグラフを新規作成できます。
  • Designer グラフの作成   ブラウザウィンドウに WebFOCUS Designer が表示されます。ここから、マスターファイルをデータソースとして使用したグラフを作成できます。
  • Designer ブックの作成   ブラウザウィンドウに WebFOCUS Designer が表示されます。ここから、マスターファイルをデータソースとして使用したブックを作成できます。
  • 公開/非公開   マスターファイルのショートカットへのパブリックアクセスを許可または制限します。Ctrl キーを押しながらフォルダを順に選択して、複数のフォルダを同時に選択することができます。
  • 非表示/表示   選択したマスターファイルのショートカットへのアクセスが許可されているユーザに対して、そのマスターファイルを表示するかどうかを制御します。
  • 新規作成   新しいフォルダまたはファイルを作成します。[新規作成] を選択後、次のコンテキストメニューオプションが表示されます。
    • プロシジャ   現在のアプリケーションフォルダに、新しいプロシジャファイルを作成します。
    • レポート   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • レポート   新しいレポートを作成します。
      • SQL レポート   新しい SQL レポートを作成します。
    • HTML/ドキュメント   新しい HTML ページまたはドキュメントを作成します。
    • Designer   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • ブック   WebFOCUS Designer を使用してブックを新規作成します。
      • グラフ   WebFOCUS Designer を使用して新しいグラフを作成します。
      • ページ   WebFOCUS Designer のページを新規作成します。
    • WebFOCUS InfoAssist   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • グラフ   グラフキャンバスを使用してグラフを新規作成します。
      • SQL グラフ   新しい SQL グラフを作成します。
      • アラート   新しいアラートを作成します。
    • スケジュール   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • スケジュール   新しいスケジュールを作成します。
      • 配信リスト   新しい配信リストを作成します。
      • ReportLibrary アクセスリスト   新しい ReportLibrary アクセスリストを作成します。
    • テキストエディタ   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • JavaScript ファイル   新しい JavaScript ファイルを作成します。このファイルから、ユーザ独自の JavaScript を作成することができます。
      • カスケードスタイルシート   新しいカスケードスタイルシートを作成します。
      • WebFOCUS スタイルシート   新しい WebFOCUS スタイルシートを作成します。
      • テキストドキュメント   新しいテキストドキュメントを作成します。
    • その他   サブメニューを展開すると、次のオプションが表示されます。
      • レポートオブジェクト   新しいレポートオブジェクトを作成します。
      • URL   新しい URL を作成します。
      • ブログ   WebFOCUS App Studio 内のタブにブログビューアを開き、ブログ投稿を管理、閲覧することができます。
    • フォルダ   新しいフォルダを作成します。
  • 複製の作成   マスターファイルのショートカットを格納するフォルダで選択したファイルのコピーを作成します。
  • コピー/貼り付け   マスターファイルのショートカットをコピーまたは貼り付けします。
  • 名前の変更   マスターファイルのショートカットのタイトルを変更します。
  • 削除   マスターファイルのショートカットを削除します。削除を確認するメッセージが表示されます。項目を削除しない場合は [いいえ]、削除処理を中止する場合は [キャンセル] をクリックします。複数の項目を一括削除する際に、[キャンセル] をクリックして削除処理を中止すると、残りの項目すべての削除も中止されます。
  • プロパティ   マスターファイルのショートカットの [ファイル/フォルダのプロパティ] パネルを開きます。

構成済み環境ツリーでファイルを開く

ハンバーガーメニューやクイックアクセスツールバーからファイルを開く以外に、[構成済み環境] ツリーの開発エリアからファイルを開くこともできます。

  • ファイル固有のキャンバスでファイルを開くには、ファイルをダブルクリックするか、ファイルを右クリックし、[開く] を選択します。
  • テキストエディタキャンバスでファイルを開くには、ファイルを右クリックし、[テキストエディタで開く] を選択します。
  • Windows に関連付けられたツールでファイルを開くには、ファイルを右クリックし、[Windows に関連付けられたツールで編集] を選択します。このオプションは、Windows でツールが関連付けられている場合にのみ表示されます。この機能にアクセスすると、関連付けられた Windows ツールが起動し、ファイルが別のダイアログボックスに開きます。

注意:一度に開くことのできるファイルは、WebFOCUS App Studio の 1 つのエリアに限定されます。これにより、そのファイルに加えた変更が、別のエリアで開いた同一ファイルで上書きされることが回避されます。ただし、ファイルを WebFOCUS App Studio で開くと同時に、Windows に関連付けられたツールでそのファイルを開くことは可能です。変更が正しく保存されるようにするには、どちらか一方のツールで開いたファイルのみに変更を加える必要があります。

構成済み環境ツリーでの共有ファイルの表示

WebFOCUS App Studio でコンテンツを共有する方法には、次の 2 通りがあります。

  • 公開   公開済みフォルダのすべてのコンテンツを、そのフォルダへのアクセスが許可されているユーザのすべてと共有することができます。[構成済み環境] ツリーで濃い色のフォルダアイコンは、公開済みフォルダを示します。[構成済み環境] ツリーで薄い色のフォルダアイコンは、未公開フォルダを示します。

    フォルダを公開するには、フォルダを右クリックし、コンテキストメニューから [公開] を選択します。

  • 共有   BI Portal で作成されたコンテンツファイルを WebFOCUS App Studio の単一 Developer ユーザと共有することができます。ファイルが共有されると、[構成済み環境] ツリーで、ファイルアイコンとフォルダアイコンの両方に共有アイコンが重ねられます。

2 名の開発者間でコンテンツファイルを共有するには

Advanced ユーザは、BI Portal を使用して、コンテンツファイルを WebFOCUS App Studio の Developer ユーザと共有するよう指定することができます。次の手順では、ファイルを共有する操作方法の概要について説明します。

    手順
  1. BI Portal で、Advanced ユーザは、BI Portal で作成されたワークスペースの [マイコンテンツ] フォルダ下にファイルを作成します。
  2. Advanced ユーザは、ファイルを右クリックし、コンテキストメニューから [共有の設定] を選択します。Advanced ユーザは、共有先にする特定の WebFOCUS App Studio Developer ユーザを指定します。
  3. WebFOCUS App Studio で、指定された Developer ユーザは、[構成済み環境] ツリーからファイルを開きます。

ibi WebFOCUS 環境へのアクセスの設定

 

WebFOCUS 環境へのアクセスを設定すると、その設定は wfscom.xml ファイルに保持されます。通常、WebFOCUS 環境設定は、次の場所に格納されます。

Windows の場合

drive:¥Users¥user_id¥AppData¥Roaming¥Information Builders¥wfscom.xml

説明

user_id

Windows のユーザ ID です。

注意

  • このファイルおよびディレクトリは、デフォルト設定では表示されない場合があります。このディレクトリを表示するには、Windows のコントロールパネルを開き、[フォルダーオプション] をクリックしてから [表示] タブを選択します。[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する] を選択し、[OK] をクリックします。
  • wfscom.xml に保存されるユーザ ID とパスワードは、機密保持のために暗号化されます。
  • WebFOCUS 環境のプロパティは、現在の WebFOCUS App Studio 構成に適用されます。
  • グラフプロシジャ、アラートプロシジャ、レポートオブジェクトを作成するための WebFOCUS ツールにアクセスするには、バージョン 8.0 SP05 以降の WebFOCUS 環境に対して開発を行う必要があります。WebFOCUS App Studio から以前のバージョンの WebFOCUS 環境に接続すると、WFSCom メッセージが表示されます。

    この環境を構成ファイルから削除することも、そのまま残しておくこともできますが、開発はその他の構成済み環境で続行します。構成ファイルから環境を削除した場合は、WebFOCUS App Studio を再起動する必要があります。

ibi WebFOCUS 環境を追加するには

 

WebFOCUS 環境は、Web サーバ、WebFOCUS Client、WebFOCUS Reporting Server で構成されます。WebFOCUS 環境を追加すると、開発、テスト、実稼動インスタンスなどの複数の環境を作成、管理することができます。

次の手順に従って、WebFOCUS 環境を追加します。

  • Web サーバのホスト名およびポート番号を指定する。

  • WebFOCUS Client にアクセスするための HTML エイリアス (コンテキストルート) を構成する。[データサーバ] エリアでアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを別のエイリアスが構成されている環境に展開する場合は、環境ツリーパネルの使用を参照してください。

  • サーバ認証が必要な場合に適切なユーザ認証情報を指定する。

WebFOCUS 環境を追加するには、次の手順を実行します。

    手順
  1. [ホーム] タブの [ユーティリティ構成環境] グループで、[環境] をクリックします。

    [環境リスト] ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスには、WebFOCUS App Studio 用に定義された WebFOCUS 環境がすべて表示されます。

  2. [追加] をクリックします。

    [WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスが表示されます。

    ダイアログボックスの上部に [説明] テキストボックスが表示され、その下に [環境設定] エリアが表示されます。[環境設定] エリアには、WebFOCUS 環境の各コンポーネントを表す一連のボタンと、その環境を構成するための必須パラメータが表示されます。環境を構成する際にこれらのボタンの下に表示されるエリアは、必須パラメータに応じて変わります。

  3. [説明] テキストボックスに、WebFOCUS 環境の説明を入力します。この説明は、[構成済み環境] ツリーに表示されます。

    注意:説明には、「/、¥、?、*」などの特殊文字を含めることはできません。制限された文字のいずれかが検証時に検知されると、使用不可の文字に関するメッセージが表示されます。

  4. [Web コンポーネント] エリアで、Web サーバの情報を指定します。

    環境によっては、一度 Web サーバを指定すると、その他の設定がすべてデフォルト値に設定されるものもあります。アクセスする WebFOCUS 環境でデフォルト設定を使用しない場合、またはコンポーネントで認証が必要とされる場合は、[環境設定] エリアの該当するボタンをクリックし、パラメータを指定します。次に、各コンポーネントで使用可能なパラメータについて説明します。

    注意:WebFOCUS 環境のプロパティは、特定の順序で指定する必要があります。たとえば、Web サーバのセキュリティが有効になっている場合、Web サーバの有効なログイン情報が指定されるまで、WebFOCUS Client のスクリプト名を設定することはできません。同様に、WebFOCUS Client のパスが指定されるまで WebFOCUS Reporting Server のリストを取得することはできません。

    [WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスのコンポーネントボタンを選択すると、WebFOCUS App Studio がダイアログボックスの下部にコンポーネントのプロパティを表示する前に、必要な情報があるかどうかを確認します。必要な情報が不足している場合、次のコンポーネントへ進むことはできません。

  5. [OK] をクリックします。

    [WebFOCUS ログイン - WebFOCUS] ダイアログボックスが開き、WebFOCUS ID およびパスワードの入力が要求されます。

    [WebFOCUS ログイン - WebFOCUS] ダイアログボックスでは、デフォルト設定で ID「wfdesktop」が自動的に入力されています。これは、WebFOCUS で構成済みのユーザ ID です。このユーザ ID では、セルフサービス開発 ([データサーバ]、[Web アプリケーション] エリアからの開発) を行えます。

    [ワークスペース] エリアへのアクセスは制限され、ユーザはこのユーザ ID で新しいコンテンツを作成することはできません。このユーザ ID では、公開済みコンテンツの表示および実行のみを行えます。

    ログインダイアログボックスには、ID とパスワードを記憶させておくためのチェックボックスオプションがあります。デフォルト設定では、このチェックはオフになっています。このチェックをオンにすると、認証情報が暗号化されて wfscom.xml ファイルに格納されます。このファイルは、WebFOCUS App Studio 通信レイヤで処理される情報を格納するローカル構成ファイルです。

    格納されている認証情報をクリアするには、[WebFOCUS 環境リスト] ダイアログボックスを開き、変更を加える環境を選択して [プロパティ] をクリックします。[WebFOCUS Client] をクリックします。[WebFOCUS 認証情報] 下の [ユーザ ID] および [パスワード] の情報を削除した上で、[資格情報の共有] のチェックをオフにします。

    注意:アクセスする WebFOCUS 環境で実装されているセキュリティに応じて、Web サーバ、Application Server、または WebFOCUS Reporting Server に接続するためのログインダイアログボックスが開く場合があります。

  6. ユーザ ID およびパスワードを入力し、[ログイン] をクリックします。

    [WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスが閉じます。

    以前のバージョンの WebFOCUS に接続している場合は、一部の WebFOCUS App Studio の機能と互換性がないことを示す警告メッセージが表示されます。[OK] をクリックして、続行します。

  7. [環境リスト] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。

HTML エイリアスプロパティの使用

[データサーバ] エリアでアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを別のエイリアスが構成されている環境に展開する場合は、[Generic] エイリアスを使用する必要があります。既存のページの場合、HTML ページを開き、エイリアスを変更します。エイリアスを [Generic] に変更しない場合、ページが正常に動作しません。

注意:このオプションは、[データサーバ] エリアにのみ適用されます。

次の方法で、新規ページのエイリアスを設定するか、既存ページのエイリアスを変更することができます。

  • DOCUMENT オブジェクトの [プロパティ] パネルで [HTML エイリアス] プロパティを設定する。
  • [WebFOCUS App Studio オプション] ダイアログボックスの [HTML ページ] セクションで、[HTML エイリアス] プロパティ値をグローバルに設定する。

DOCUMENT オブジェクトの [プロパティ] パネルの [HTML エイリアス] プロパティには、次の値が表示されます。

  • Custom   HTML ページで、このエイリアス (szHtmlAlias) には、[WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスで設定された HTML エイリアス値が割り当てられます。[データサーバ] エリアで開発されるアプリケーションはセルフサービスアプリケーション向けに作成されるため、デフォルト値は [Custom] です。
  • Generic   HTML ページで、このエイリアス (szHtmlAlias) には汎用値が割り当てられます。これにより、現在の環境から別の環境へのファイルの移動が可能になります。

下図は、[プロパティ] パネルの [HTML エイリアス] プロパティを示しています。

[WebFOCUS App Studio オプション] ダイアログボックスの [HTML ページ] セクションの [HTML エイリアス] プロパティでは、[プロパティ] パネルと同一の値 (同一の機能) を選択することができます。このプロパティで値を変更すると、その設定が新しいページに継承されます。このオプションは、各 HTML ページにグローバルに適用されます。

注意:セルフサービス以外の既存アプリケーションを開発環境から実稼動環境に移動する場合は、[WebFOCUS App Studio オプション] ダイアログボックスで [HTML エイリアス] の値を [Generic] に設定します。既存のアプリケーションを実稼動環境に移動する前に、すべての既存ページを開き、この設定の状態で保存する必要があります。

下図は、[WebFOCUS App Studio オプション] ダイアログボックスの [HTML ページ] セクションの [HTML エイリアス] プロパティを示しています。

注意:このプロパティを検証するには、HTML ページをエディタで開き、HTML エイリアス (szHtmlAlias) の値を確認します。[Custom] の場合、この値は、[WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスの [HTML エイリアス] プロパティ値と同一になります。[Generic] の場合、この値は szHtmlAlias=/ibi_html/ になります。

ローカルマシンプロパティの設定

[ローカルマシン] プロパティは、常にオプションです。[ローカルマシン] ボタンをクリックし、[WebFOCUS 環境のキャッシュ] エリアにアクセスします。このエリアでは、リモートディレクトリとファイルの情報をキャッシュするオプション、およびファイルコンテンツのキャッシュを有効にするオプションを選択します。

[コンテンツをキャッシュする] オプションのパス指定は、Windows 7 マシン用です。

キャッシュを使用すると、リモートマシンに格納されているファイルまたは情報のコピーが、ローカルの WebFOCUS App Studio マシンに一時的に格納されます。これにより、WebFOCUS App Studio は、ローカルに格納されたファイルを使用します。

キャッシュを使用することにより、WebFOCUS App Studio のパフォーマンスが向上します。これは、情報が要求されるたびにリモートマシンにアクセスし、クエリを発行することがなくなるためです。

複数の開発者が同一ファイルを使用している場合、これらの開発者が互いの変更内容を上書きする可能性があるため、キャッシュは使用しないことをお勧めします。デフォルト設定では、キャッシュは有効になっていません。

次の 2 つのプロパティが利用可能です。

  • リモートディレクトリとファイルの情報をキャッシュする   このオプションを指定すると、WebFOCUS 環境に保存されているファイルに関する情報がキャッシュされます。このオプションでは、ファイルが実際にキャッシュされるのではなく、ファイルに関する情報のみがキャッシュされます。このプロパティを選択すると、WebFOCUS App Studio は、WebFOCUS 環境に保存されているファイルのリストが必要になるたびに Reporting Server にクエリを再発行することがなくなります。

  • コンテンツをキャッシュする   このオプションを指定すると、通常はサーバに保存されるファイルがキャッシュされます。ユーザがこのファイルの読み取りまたは編集を行う場合は、キャッシュされたコピーが使用されます。キャッシュされたファイルを編集すると、そのファイルはサーバに戻され、サーバ上の実際のファイルと置き換えられます。

WebFOCUS App Studio は、ユーザからはじめて要求された時点で情報とファイルを取得し、その後にこれらをローカルキャッシュに保存します。WebFOCUS App Studio は、WebFOCUS App Studio を再起動するか、各レベルの [クリア] ボタンがクリックされるまで、キャッシュされたコピーを使用し続けます。

  • 注意:キャッシュが有効な状態で、新しいシノニムを作成し、WebFOCUS App Studio の [環境ツリー] パネルに新しいファイルを表示するには、手動でリフレッシュを実行する必要があります。
  • ソース管理機能が有効になっている場合、ローカル開発環境のキャッシュオプションを使用することはできません。

Web コンポーネントプロパティの指定

通常、[Web コンポーネント] ボタンはデフォルト設定で選択されています。[Web コンポーネント] プロパティでは、WebFOCUS App Studio から Web サーバにアクセスする方法を指定します。Web サーバは、どのコンポーネントよりも先に指定する必要があります。

次のプロパティが利用可能です。

  • ホスト名/IP アドレス   Web サーバが実行されているホスト名または IP アドレスを指定します。このテキストボックスには、必ず値を入力します。デフォルト値は設定されていません。
  • ホストエイリアスの許可   このチェックをオンにすると、同一のホストマシンにインストールされた複数の WebFOCUS インスタンスを構成することができます。
  • プロトコル   Web サーバへのアクセスに使用するプロトコルです (HTTP または HTTPS)。
  • ポート   Web サーバにアクセスするための TCP/IP ポート番号です。デフォルトのポート番号は 8080 です。
  • HTML エイリアス   WebFOCUS 環境の ibi_html ディレクトリからコンテンツにアクセスする際に使用するエイリアスを指定します。WebFOCUS App Studio では、ibi_html エイリアスを構成する必要はありません。ibi_html コンテンツは、ibi_apps エイリアス経由でアクセスされます。このエイリアスの構成は次のとおりです。
    /ibi_apps/ibi_html

    説明

    ibi_apps

    カスタマイズ可能です。

    ibi_html

    固定値です。

  • クライアントパス   WebFOCUS App Studio から Web サーバを呼び出す方法を指定します。デフォルト設定では、新しい WebFOCUS 環境を追加する際に、デフォルト ibi_appswebquery コンテキストパスで WebFOCUS Servlet が使用されます。
    /ibi_apps/WFServlet

    説明

    ibi_apps

    カスタマイズ可能です。

    WFServlet

    固定値です。

    WebFOCUS 環境でデフォルト以外のコンテキストパスを使用する場合は、[デフォルトの使用] のチェックをオフにし、正しいクライアントパスを指定します。以下はその例です。

    /ibi_apps8/WFServlet

    環境のクライアントパスに誤りがあると、ページ上部の [WebFOCUS] ボタンをクリックした際、または [OK] をクリックして変更を保存してダイアログボックスを閉じる際に、エラーが表示されます。

    パスが不明な場合は、WebFOCUS 管理者に問い合わせるか、接続する環境の WebFOCUS 管理コンソールで確認してください。環境のクライアントパス設定を確認するには、[構成] タブの [アプリケーションの設定] 下の [アプリケーションコンテキスト] をクリックします。

  • デフォルトの使用   デフォルトの ibi_html エイリアスを使用するかどうかを指定します。[HTML エイリアス] 値を変更していない場合は、このチェックをオンにしておきます。

    • 注意:[クライアントパス] がブランクの状態で [デフォルトの使用] オプションを選択すると、 Client との接続に問題が発生します。使用する Web サーバが起動していること、および [Web コンポーネント] ページにプロパティが正しく入力されていることを確認してください。接続できない場合は、WebFOCUS 管理者に連絡してください。
    • カスタムの HTML エイリアスおよびクライアントパスを入力した際に、誤った情報のために接続が失敗し、クライアントパスが削除された場合は、[デフォルトの使用] のチェックをオフにして、入力した値に戻すことができます。[デフォルトの使用] のチェックをオフにして HTML エイリアスおよびクライアントパスを編集し、正しい情報を入力します。カスタムの ibi_appswebquery エイリアスまたはコンテキストパスを使用する場合は、その値を [HTML エイリアス] および [クライアントパス] テキストボックスの両方に入力する必要があります。以下はその例です。

      HTML エイリアス

      /ibi_apps8/ibi_html

      クライアントパス

      /ibi_apps8/WFServlet
  • 接続タイムアウト   WebFOCUS 環境に接続する際のデフォルト時間は 60 秒です。動作の遅いシステムの場合は、タイムアウト時間が経過したことによる接続の失敗を回避するために、この値を増加させる必要があります。タイムアウトの問題が発生する場合は、この値を 240 以上に設定することをお勧めします。タイムアウト時間を増加させることで、動作の遅い環境や開発時に多くのリソース (アプリケーション、ファイル) を使用する環境で発生する問題に対処することもできます。
  • ログインタイムアウト   WebFOCUS App Studio がログイン認証情報の検証結果を待機する最大時間を指定します。デフォルト時間は 15 秒です。必要に応じて、この値を増加させることができます。この設定は、環境ごとに構成することが可能です。
  • Web コンポーネント認証情報   Web サーバで認証が必要かどうかを指定します。セキュリティを設定するには、ドロップダウンリストから [Basic] を選択し、Web サーバの [ユーザ名] と [パスワード] を入力します。[None] に設定する場合、Web サーバの匿名アクセスが許可されている必要があります。

    Web サーバを X.509 などのブラウザベースの認証プロトコルを使用する環境用に構成するには、ドロップダウンリストから [ブラウザベースログイン] を選択します。

    詳細は、『ibi™ WebFOCUS® セキュリティ管理ガイド』を参照してください。

ibi WebFOCUS プロパティ

[WebFOCUS] ボタンをクリックすると、WebFOCUS App Studio は Web サーバに接続し、 WebFOCUS 環境の接続情報を取得します。このため、最初に Web コンポーネントプロパティを指定する必要があります。また、Web サーバが起動している必要があります。

構成を確認するために WebFOCUS にログインするよう要求されます。また、[OK] をクリックしてダイアログボックスを閉じる際にも、WebFOCUS にログインするよう要求されます。

次のプロパティが利用可能です。

  • クライアントパス   [Web コンポーネント] プロパティエリアで指定され、このウィンドウには参考用としてのみ表示されます。このテキストボックスに値を入力することはできません。この値は、[Web コンポーネント] プロパティエリアでのみ変更することができます。
  • 言語を選択   WebFOCUS Client の言語を指定します。
  • 資格情報の共有   WebFOCUS に接続して環境にアクセスする際に認証情報を入力して格納するかどうかを指定します。

WebFOCUS Client パスを正しく指定すると、残りのコンポーネントのプロパティを指定できるようになります。

データサーバプロパティ

認証を設定し、使用可能な Reporting Server を表示するには、[データサーバ] ボタンをクリックします。[データサーバ] を選択すると、WebFOCUS App StudioWebFOCUS Client に接続し、通信構成ファイル (odin.cfg) からサーバのリストを取得します。

次のプロパティが利用可能です。

  • 資格情報の共有   チェックがオンの場合は、選択されている WebFOCUS Reporting Server の ユーザ ID およびパスワードを入力することができます。[設定] をクリックすると、環境プロパティの資格情報が格納され、入力された ID がリストのサーバの隣に表示されます。この認証情報は、[設定] ボタンのクリック時ではなく、次にそのサーバ上で機能を使用するときに確認されます。

既存の WebFOCUS 環境を編集するには

    手順
  1. [ホーム] タブの [ユーティリティ構成構成] グループで、[環境] をクリックします。

    [環境リスト] ダイアログボックスが開きます。

  2. 編集する環境を選択します。
  3. [プロパティ] をクリックします。

    [WebFOCUS 環境のプロパティ] ダイアログボックスが開きます。

  4. WebFOCUS 環境を編集し、[OK] をクリックして変更を確定します。
  5. [環境リスト] ダイアログボックスで、[OK] をクリックします。