ibi WebFOCUS および ibi WebFOCUS App Studio の概要とアーキテクチャ

WebFOCUS App Studio は、WebFOCUS のアプリケーションを作成、管理するために使用されます。 したがって、通常は、WebFOCUS が企業に導入済みであるか、今後導入予定があることが前提になりますが、これは必須ではありません。 また、WebFOCUS App Studio のアーキテクチャおよび機能は、WebFOCUS のアーキテクチャに基づいています。

ibi WebFOCUS App Studio コンポーネント

WebFOCUS App Studio の開発と管理は、次の 2 つの要素で構成されています。

  • WebFOCUS App Studio   WebFOCUS アプリケーションを構成、作成するためのグラフィカルな開発機能およびコード生成機能を提供します。

    このグラフィカルな開発機能およびコード生成機能は、WebFOCUS 環境に接続しますが、実際にレポートを処理し、データにアクセスすることはありません。

  • WebFOCUS 環境   WebFOCUS App Studio のインストール後、企業のネットワーク上にインストールされている WebFOCUS 環境に接続することも、ローカルマシンにインストールされている WebFOCUS 環境に接続することもできます。

ibi WebFOCUS 環境およびコンポーネント

WebFOCUS 環境では、WebFOCUS は Web サーバと Application Server (いずれかまたは両方) をデータに接続します。エンドユーザは、Web ブラウザを介して WebFOCUS アプリケーションにアクセスします。企業には、複数の WebFOCUS 環境が存在する場合があります。各環境は、次の要素で構成されています。

  • 他社製 Web サーバと Application Server (いずれかまたは両方)   ユーザは、Web サーバと Application Server (いずれかまたは両方) へのリクエストを作成して、WebFOCUS にアクセスします。WebFOCUS 機能は、Java Servlet コールを使用して実装することができます。WebFOCUS App StudioWebFOCUS の通信も、同様に Web サーバと Application Server (いずれかまたは両方) を介して行います。

    Windows 対応の WebFOCUS および WebFOCUS App Studio には Apache Tomcat が同梱されているため、Web サーバや Application Server を別途用意する必要はありません。Apache Tomcat は、WebFOCUS App Studio が Web サーバおよび Application Server として使用可能な Servlet コンテナです。

    注意:静的な HTML ファイルや GIF ファイルなどの従来の Web コンテンツは、Web サーバが処理します。Application Server は通常、Java やその他のプロセスを処理しますが、その多くは従来の Web コンテンツを処理することもできます。Application Server が従来の Web コンテンツを処理することができる場合、Web サーバは必要ありません。WebFOCUS のマニュアルでは、「Application Server」という用語は、Application Server または Servlet コンテナのいずれかの意味で使用します。Servlet コンテナは通常、Application Server が処理可能なもののサブセットを処理します。

  • ibi™ WebFOCUS® Client   Web サーバと Application Server (いずれかまたは両方) に常駐します。ユーザが Web ページまたは WebFOCUS App Studio から Web サーバにリクエストを送信すると、WebFOCUS® Client がリクエストを受信し、これを処理して ibi™ WebFOCUS® Reporting Server に送信します。WebFOCUS Client の接続は、Java Servlet を使用して実装することができます。また、WebFOCUS Client には、他の WebFOCUS 製品およびインターフェースが含まれる場合があります。
  • WebFOCUS® Reporting Server   WebFOCUS Reporting Server は、データアクセス、データ処理、レポート生成機能を提供します。WebFOCUS Reporting Server は、データへのアクセスが可能なマシン上に常駐します。WebFOCUS 環境には複数の WebFOCUS Reporting Server が存在する場合があります。

WebFOCUS は、分散アーキテクチャを採用しています。つまり、WebFOCUS ClientWebFOCUS Reporting Server は、同一オペレーティングシステムの同一マシンにインストールすることも、異なるオペレーティングシステムの複数のマシンに分散することもできます。

WebFOCUS コンポーネントおよび構成オプションについての詳細は、使用するプラットフォームに関連する WebFOCUS のインストールと構成に関するマニュアルを参照してください。

注意:通信が正常に行われるためには、WebFOCUS App Studio を含めたすべての WebFOCUS コンポーネントのバージョン番号が同一である必要があります。

ibi WebFOCUS の処理

次の手順は下図に対応しており、WebFOCUS または WebFOCUS App Studio がリクエストを処理する方法を説明しています。

  1. ユーザは、Web ページ上のリンクやフォームまたは WebFOCUS App Studio から WebFOCUS Servlet を呼び出すことで、リクエストとパラメータを送信します。
  2. リクエストとパラメータは、Web サーバまたは Application Server 上の WebFOCUS Client に送信されます。WebFOCUS Client でパラメータが処理され、WebFOCUS Reporting Server に送信するリクエストが作成されます。
  3. WebFOCUS Reporting Server は、リクエストを受信、処理し、必要なデータにアクセスします。
  4. リクエストの処理に必要なデータがデータソースから取得されます。
  5. WebFOCUS Reporting Server は、取得したデータを使用してユーザからのリクエストを処理します。
  6. リクエストの結果が、WebFOCUS Client に返されます。
  7. リクエストの結果が、ユーザに返されます。

WebFOCUS と App Studio の処理

ibi WebFOCUS App Studio の処理

WebFOCUS App Studio のリクエスト処理方法は、WebFOCUS と同様です。WebFOCUS App Studio は、WebFOCUS Servlet リクエストを受信するよう構成された Web サーバと Application Server (いずれかまたは両方) と通信します。次に、Servlet が WebFOCUS Reporting Server に接続して、リクエストを処理します。

Web サーバや Application Server は、WebFOCUS App Studio をインストールしたマシン上にインストールすることも、企業内の別のマシン上にインストールすることもできます。

WebFOCUS App Studio を構成することで、ネットワーク上の他の WebFOCUS 環境に接続することができます。接続後、リモートマシン上でファイルを作成、編集し、[データサーバ] エリアでのアプリケーションの開発や、[ドメイン] エリアでのコンテンツの開発および管理を行うことができます。

WebFOCUS App Studio の構成と開発環境についての詳細は、『ibi™ WebFOCUS® App Studio 利用ガイド』を参照してください。