誤差範囲
データは必ずしも正確ではありません。たとえば、測定データには許容誤差が存在する可能性があります。データの不確実性を視覚化する必要がある場合、誤差範囲を使用して、統計的な誤差の確率、または実際の誤差を示すことができます。誤差範囲は、マーカーの値を基準にしたデータの上限と下限を表し、棒グラフ、ラインチャート、および散布図のマーカーに追加することができます。

これらのすべてのビジュアライゼーション タイプでは、上限および下限の縦方向の誤差範囲を描画することができます。散布図では、誤差範囲を横方向に描画することもできます。

軸セレクターで複数のカラムが選択されている場合、それぞれのカラムに異なる誤差範囲を指定できます。
注: 棒グラフで誤差範囲を操作しているときに、棒グラフの表示が並列表示になっていることを確認してください。
誤差範囲の長さが何を示すかを指定する場合は、いくつかのオプションがあります。以下を行うことができます。
- 長さが、誤差の絶対値を含むデータ カラムの実際の値を表すようにする。
- 集計ビジュアライゼーションの項目の場合は、標準誤差 (
StdErr
) または標準偏差 (StdDev
) など、事前定義された集計方法のいずれかを使用する。 - 演算式を作成して独自のメソッドを定義する。
つまり、データの不確実性を示す以外の目的でも誤差範囲を使用できます。
注: 誤差範囲は、マーカーを基準に描画されます。たとえば、棒グラフでは、誤差範囲の上限はバーの上端を始点として描画されます。
誤差範囲の使用方法の詳細については、「誤差範囲の追加」を参照してください。
- 誤差範囲の追加
通常、誤差範囲はデータの不確実性を視覚化するために使用されます。棒グラフ、ラインチャート、および散布図のビジュアライゼーション項目に誤差範囲を追加できます。項目値の不確実性の度合いは、誤差範囲の長さによって示されます。
親トピック: ビジュアライゼーションを変更する