ビニング
ビニングとは、ある程度連続したいくつかの値をより少ない数の「ビン」にグループ化することです。たとえば、人々のグループに関するデータがある場合は、これらの人々の年齢を年齢層別にグループ分けできます。
カラム セレクターをクリックして、設定で [カラムの自動ビニング] を選択することにより、数値カラムを一時的にグループ化することができます。

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カテゴリ値をビンにグループ化するオプションもあります。これは、カラムに必要以上のカテゴリ値がある場合に便利です。たとえば、ビジュアライゼーションにりんご、梨、オレンジ、ライムの売上が表示されますが、りんごと梨の売上に比較した柑橘系果物の売上を知りたいとします。オレンジとライムは 1 つのビンにグループ化できます。
ビニング メソッドにはいくつかの種類があります。詳細については、「ビニングされたカラムの追加」を参照してください。
連続するデータのビニングの例
このデータテーブルには、何人かの人物に関するデータが含まれています。

これらの人物の年齢をビニングして新しいカラムを作成することにより、個人別ではなく年齢層別のデータを視覚的に表現できます。

カテゴリ データのビニングの例
円グラフには、りんご、ライム、オレンジ、梨ごとの売上が表示されます。

オレンジとライムは "柑橘" という名前のビンにグループ化されています。

ビニングされたカラムと計算カラムを追加する
[ ] からビニング ツールを使用すると、各ローが属するビンを指定する新しいカラムがデータテーブルに作成されます。[ ] ツールでビニング関数を使用しても、同じ結果が得られます。計算ビニングは常に静的であり、各ローはフィルターにかかわらず常に同じビンに属します。カスタム演算式を使用したビニング
ビニング関数 (BinByEvenIntervals
や BinByEvenDistribution
など) がカスタム演算式として適用されると、ビニング操作の結果は、軸の式がすべてのデータで評価されるか、現在フィルター処理されているデータでのみ評価されるかによって異なります。すべてのデータを使用する場合は、上記の計算ビニングカラムと同様の結果と、特定のビンのセットが得られます。ただし現在のフィルターを算入する場合は、フィルターに基づいてビンが再計算され、ビンの制限が動的に更新されます。
既定の設定では、軸を評価する際にすべてのデータが算入されますが、この設定は対象軸のビジュアライゼーション プロパティで変更できます。詳細については、「軸の設定」を参照してください。