階層を定義する
階層を操作する場合、一時的な階層を作成するか、または定義することができます。カラムを追加または削除するか、カラムの順序を入れ替えることで、いつでも一時的な階層を編集できます。
一時的な階層の例については、「階層」を参照してください。
定義済みの階層では、カラムとその関連する位置が固定されています。定義された階層は、[分析内のデータ] フライアウトに表示され、カラムのように動作します。これは、軸に追加することで任意のビジュアライゼーションで使用できることを意味します。
階層を定義するには、主に次の 3 つの方法があります。
作成された階層は階層フィルターに関連付けられ、[分析内のデータ] フライアウトおよびフィルター パネルで使用できるようになります。詳細については、「階層フィルターを使用する」参照してください。
ビジュアライゼーション軸に定義済みの階層を追加すると、階層スライダーが表示され、階層のレベルを簡単に切り替えることができます。
例
[Year/Category/Type] を含む [Sales per year] という階層が定義されているとします。カラムを選択する場合と同様に、この階層を棒グラフのカテゴリの軸の軸セレクターに追加します。

棒グラフの下のラベルで各タイプの売上を示す棒を示しています。また、どのタイプがどのカテゴリに含まれるか、特定の年にどのカテゴリが販売されたかも示しています。
軸に多数のカラムを使用して階層を構築する例とは異なり、軸セレクターは 1 つしかありません。また、軸セレクターの最上部にスライダーがあることがわかります。この階層スライダーは、定義されたすべての階層に表示され、ビジュアライゼーションの詳細なレベルを変更するために使用できます。階層スライダーのハンドルを 1 ステップ左側にドラッグすると、棒グラフは次のようになります。

棒はここで自動的に更新され、各タイプではなく年ごとの各カテゴリの売上高の合計を表示します。ハンドルをさらにもう 1 ステップ左側にドラッグすると、棒グラフが更新されて各年の売上高の合計が表示されます。

- ビジュアライゼーション軸からの階層の定義
ビジュアライゼーションの軸のカラムから定義済みの階層を直接作成して、他のビジュアライゼーションで再利用したり、階層フィルターを取得したりできます。 - [階層の追加] ダイアログを使用した階層の定義
多くのビジュアライゼーションで使用する階層を定義したり、[階層の追加] ダイアログを使用して階層フィルターを取得したりできます。 - 時系列カラムからの時間の階層の定義
時間データは、本質的に階層構造になっています。カラム セレクターで日付または時刻を含むカラムを指定する場合、デフォルトの一連の日付を、年、四半期、月、週、日などの日付形式の階層ビューに変更するオプションがあります。