TIBCO Cloud™ Spotfire® Web クライアント ユーザー ガイド

関連するデータテーブルのフィルター

分析内に互いに関連している複数のデータテーブルがあり、データテーブルが完全に同じローを含んでいない場合は、目的とするフィルターローまたはフィルターアウトローに基づき、さまざまな方法で関連するデータテーブルのフィルターを処理できます。

始める前に

関連するデータテーブルのフィルターの設定は、インストールされたクライアントで作成する必要があります。

フィルターローのみ含める

使用可能な 3 つのオプションの違いをわかりやすく説明するために、関連する 2 つのデータテーブル、DT1 と DT2 の例を使用します。DT1 と DT2 には、どちらも他のデータテーブルでは使用できないロー (ピンクと黄色) が含まれていますが、共通のロー (青) も含まれています。

A = DT2 では使用できない DT1 のロー

B = DT2 で利用できるがフィルターアウトされている DT1 のロー

C = DT2 で利用でき、現在 DT2 のフィルターローに含まれている DT1 のロー

F = DT2 のフィルターロー (フィルター適用後に残ったロー)

DT2 のフィルター管理が DT1 のデータテーブルヘッダーから指定されている場合、異なるオプションにより次の結果が生じます。

最初のオプションを使用すると、現在の DT2 のフィルターローだけが含まれるため、DT1 にのみ存在するすべてのローが DT1 を使用するビジュアライゼーションから削除されます。したがって、このオプションは両方のデータテーブルに存在する (フィルターアウトされない) ローのみを維持します。

上の例では、C のローのみがフィルター適用後に DT2 に残ることになります。

フィルターアウトされたローは表示しない

2 番目のオプションでは、DT2 からフィルターアウトされたローが、DT1 を使用するすべてのビジュアライゼーションから削除されます。したがって、このオプションは DT2 のフィルターローと DT1 からの追加ローを維持します。

この例では、A と C のローがフィルター適用後に DT2 に残ることになります。

フィルターを無視 (既定値)

3 番目のオプションは、関連するデータテーブルのすべてのフィルターを完全に無視します。したがって、現在のデータテーブルで使用可能なすべてのローが、使用可能な状態で残ります。

上の例では、A 、B、および C のすべてがフィルター適用後に DT2 に残ることになります。

このタスクについて

注: フィルター後にビジュアライゼーションで表示される内容を確定するには、関連するすべてのテーブルのフィルターごとに各テーブルの応答方法を指定する必要があります。

関連するデータテーブルのフィルター設定の変更

手順

  1. インストールされたクライアントで、[フィルター] パネルに移動し、対象データテーブルのデータテーブルヘッダーを選択します。
  2. [関連するデータテーブルのフィルター] アイコン をクリックします。
    リレーションが有効でなくなると、アイコンが赤色に変わります。
  3. 現在のデータテーブルに対する影響の度合いを変更する必要がある場合、そのデータテーブルを選択し、[共通のローのみ表示する]、[フィルターアウトされたローは表示しない]、または [フィルターを無視] オプションのいずれかを選択します。