TIBCO Cloud™ Spotfire® Web クライアント ユーザー ガイド

階層

データを特定の順序で編成し、各値を他の値の上または下に配置することができます。通常、この階層構造では、最も一般的な値が一番上にあり、最も詳細な値が一番下にあります。

階層構造は、多くの場合、ツリー図、ツリーマップ、または棒グラフの形式で視覚化されます。通常、製品カテゴリおよびそこに含まれている製品、または大陸/国/都市などの地理的なデータは、階層を使用するのに適しています。

Spotfire では、軸上で複数のカラムを視覚化することで、データを階層的に構造化できます。このようにして、データの概要をより正確に把握し、より詳細に分析して、より深い洞察を得ることができます。

次の例では、カテゴリの軸で 3 つのカラムが選択されています。データは 3 つの異なるレベルの詳細で階層的に編成されます。棒グラフは自動的に階層内の各組み合わせの棒を表示します。この場合は、年ごとの果物と野菜の各タイプの売上高になります。



棒を別の方法で表示する場合は、階層の順序を変更できます。カテゴリの軸セレクターを年の軸セレクターの左にドラッグ アンド ドロップします。

これにより、棒グラフの棒の順序が変更されます。次のグラフを見てわかるとおり、果物の売上に関する棒は、隣り合わせになります。棒グラフの下のラベルで表示される階層は、軸セレクターの順序に対応します。



Spotfire には、階層を作成して操作する方法がいくつかあります。

ビジュアライゼーション軸に複数のカラムを追加することで、一時的な階層を作成できます。この階層は、上の例のようにカラムの順序を入れ替えたり、カラムを追加または削除したりして、いつでも編集できます。

特定の階層を保持する場合、つまり、カラムとその順序を固定して再利用する場合は、階層を定義できます。階層は、ビジュアライゼーション軸[階層の追加] ダイアログ、または時系列カラムのいずれかから定義できます。

定義された階層は、[分析内のデータ] フライアウトにカラムとして表示されます。階層は、カラムと同様に、任意のビジュアライゼーションで使用できます。これは、さまざまなレベルのカテゴリがチェック ボックスで表される展開可能なツリー ビューから構成されている階層フィルターにも関連付けられています。

さらに、軸上で選択された階層にはスライダーが表示され、さまざまな階層レベルを簡単に切り替えることができます。ビジュアライゼーションはすぐに現在の詳細レベルに調整されます。

時間データは、本質的に階層構造になっています。時系列データを含む階層とその操作方法の詳細については、「時系列カラムからの階層の定義」および「時刻階層による追加操作」を参照してください。