Spotfire® ユーザー ガイド

カテゴリをグループ化する

複数のカテゴリ値を新しいカテゴリ値にグループ化できます。これは、個別に表示することが重要ではないカテゴリ値がデータ カラムに含まれている場合や、複数のエントリがほとんど同じことを意味する場合に役立ちます。

たとえば、ビジュアライゼーションにリンゴ、ナシ、オレンジ、ライムの売上が示されているとします。しかし、自分が知りたいのは、リンゴおよびナシの売上と比較した柑橘類の売上であるとします。その場合、オレンジとライムの両方を含む新しいカテゴリ値「citrus」を作成できます。

通常、ビジュアライゼーションを作成するときは、さまざまな軸セレクターを使用してデータを各種カテゴリ値に分割します。たとえば、X 軸、Y 軸、または色軸でカテゴリを選択してデータを分割できます。カテゴリ値を軸上でグループ化してカテゴリ数を減らすことが有益だと考えられる場合は、ビジュアライゼーションの項目をマークすることで、どのカテゴリかを示すことができます。

注: たいていの場合、マーキングは、マークされた項目に関する詳細を得るため、またはビジュアライゼーション間の関係を示すために使用されます。このコンテキストにおけるマーキングの目的は、グループ化する値を持つカテゴリを指し示すことです。

例を使って詳しく説明します。

下の棒グラフは、4 つの異なる店舗におけるおもちゃの売上を示しています。米国東海岸での総売上高を表示することに関心があるため、東海岸の店舗の場所はグループ (ボストンとニューヨーク) を形成する必要があるとします。

これらの棒をマークし、ビジュアライゼーションを右クリックして [マークされたカテゴリからグループ化] を選択します。

[マークされたカテゴリからグループ化] ダイアログが開きます。

値をグループ化するカラムを選択します。この場合、分割されるのはカテゴリ軸の [Store location] カラムのみで、マークで示す値は「Boston」と「New York」です。また、グループに適切な名前を付けます。

棒グラフは、グループ化を反映して調整されます。グループは、カテゴリ軸上に自動的に表示される新しいカラム「Store Location (grouped)」に含まれます。
注: カラムは、他のカラムと同じように扱うことができます。


必要に応じて、たとえばロサンゼルスとシアトルで構成される「West」グループや、「East」が含まれるグループなど、より多くのグループを作成することができます。

マークされたカテゴリからグループ化」および「スペルが異なる値の処理」も参照してください。