日付および時刻関数

以下のリストに、式に使用できる日付および時刻の関数を示します。

関数 説明
DateAdd(Arg1, Arg2, Arg3) 間隔を DateTime または DateTime に追加します。このメソッドは、TimeSpan または指定した日付または時刻部分 (日数など) を表す Integer のどちらかを追加できます。

TimeSpan を追加する場合は、DateTime カラムと TimeSpan カラムの 2 つの引数が必要です。

整数値を日付部分または時刻部分に追加する場合は、以下の 3 つの引数が使用されます。Arg1 は、追加する部分を表す文字列です。Arg2 は、追加する部分の数を含む数値です。Arg3 は、DateTime または DateTime のカラムです。

Arg1 の有効な引数は以下のとおりです。

'year' または 'yy' - 年。

'quarter' または 'qq' - 四半期。

'month' または 'mm' - 月。

'day' または 'dd' - 日。

'week' または 'wk' - 週。

'hour' または 'hh' - 時間。

'minute' または 'mi' - 分。

'second' または 'ss' - 秒。

'millisecond' または 'ms' - ミリ秒。

例:

DateAdd([Date Column], [TimeSpan Column])

DateAdd('year', 2, [Date Column])

DateAdd('month', 1, [Date Column])

DateDiff(Arg1, Arg2, Arg3) 2 つの DateTime または DateTime のカラムの差異を計算します。結果は、TimeSpan、あるいは指定した時刻部分を表す実数値 (日数など) として表示されます。

2 つの引数 (開始日付カラムと終了日付カラム) が使用されている場合、結果として TimeSpan の値が表示され、全差異が示されます。

3 つの引数が使用されている場合、1 つ目の引数が比較対象部分となる必要があります。2 つ目の引数は開始日付カラムであり、3 つ目の引数は終了日付カラムです。演算結果は実数値で示されます。

Arg1 の有効な引数は以下のとおりです。

'year' または 'yy' - 年。

'quarter' または 'qq' - 四半期。

'month' または 'mm' - 月。

'day' または 'dd' - 日。

'week' または 'wk' - 週。

'hour' または 'hh' - 時間。

'minute' または 'mi' - 分。

'second' または 'ss' - 秒。

'millisecond' または 'ms' - ミリ秒。

例:

DateDiff([Order Date], [Delivery Date])

DateDiff('day', [Order Date], [Delivery Date])

例については、「時刻の差異の計算」および「期間を計算する」を参照してください。

DatePart(Arg1, Arg2) DateTime、または DateTime の指定部分を返します。Arg1 は、取得する日付部分を表す文字列で、Arg2 は、DateTime、または DateTime のカラムです。

Arg1 の有効な引数は以下のとおりです。

'year' または 'yy' - 年。

'quarter' または 'qq' - 四半期。

'month' または 'mm' - 月。

'day of year' または 'dy' - 年月日。

'day' または 'dd' - 日。

'year and week' または 'yywk' - 年と週。

'week' または 'wk' - 週。

'day of week' または 'dw' - 平日。

'hour' または 'hh' - 時間。

'minute' または 'mi' - 分。

'second' または 'ss' - 秒。

'millisecond' または 'ms' - ミリ秒。

例:

DatePart('year', [Date Column])

DateTimeNow() 現在のシステム時刻を返します。

例:

DateTimeNow()

例については、「時刻の差異の計算」および「期間を計算する」を参照してください。

Day(Arg1) Date または DateTimeのカラムから、特定の日 (月間) を抽出します。結果は、1 ~ 31 の間の整数です。

例:

Day([Date Column])

DayOfMonth(Arg1) Date または DateTimeのカラムから、特定の日 (月間) を抽出します。結果は、1 ~ 31 の間の整数です。

例:

DayOfMonth([Date Column])

DayOfWeek(Arg1) Date または DateTimeのカラムから、特定の曜日を抽出します。新規カラムの基本となるデータは 0(日曜日)~ 6(土曜日)の間の整数ですが、地域の設定に基づいて週の最初の曜日と書式設定された出力が決定されます。

例:

DayOfWeek([Date Column])

DayOfYear(Arg1) Date または DateTime のカラムから、特定の日 (年間) を抽出します。結果は、1 ~ 366 の間の整数です。

例:

DayOfYear([Date Column])

Days(Arg1) TimeSpan の日数を -10675199 から 10675199 までの Integer 値として返します。

または、引数が Integer 値の場合は、入力が日数の TimeSpan カラムを作成します。

例:

Days([TimeSpan Column])

Days(3)

FiscalMonth(Arg1, Arg2) 日付の会計月を返します。

最初の引数は Date カラムです。2 つ目の引数 (オプション) は、移動する月数です。

2 つ目の引数を指定しない場合、文書プロパティ FiscalYearOffset の値が使用されます。地域の設定に基づいて書式設定された出力が決定されます。

階層で使用されている場合、FiscalMonth メソッドは、ビジュアライゼーション項目が正しい順で表示されるよう月の並び順を追跡します。たとえば、会計年度が 1 月で終わる場合、次の会計年度は、次に示すように 1 月からではなく 2 月から始まる必要があります。

画像の階層は、次の式を使用して構築されています。

<FiscalYear([Date Column],1) NEST FiscalMonth([Date Column],1)>

例:

FiscalMonth([Date Column], 1)

FiscalMonth([Date Column])

FiscalQuarter (Arg1, Arg2) 日付 (Arg1) の会計四半期を、月単位で指定した移動 (Arg2) に基づき返します。

2 つ目の引数はオプションです。2 つ目の引数を指定しない場合、文書プロパティ FiscalYearOffset の値が使用されます。

例:

FiscalQuarter([Date Column], 1)

FiscalQuarter([Date Column])

FiscalYear (Arg1, Arg2) 日付 (Arg1) の会計年度を、月単位で指定した移動 (Arg2) に基づき返します。

2 つ目の引数はオプションです。2 つ目の引数を指定しない場合、文書プロパティ FiscalYearOffset の値が使用されます。

例:

FiscalYear([Date Column], 1)

FiscalYear([Date Column])

Hour(Arg1) DateTime または Time のカラムから時間を抽出します。結果は、0 ~ 23 の間の整数です。

例:

Hour([Time Column])

Hours(Arg1)

TimeSpan の時間数を 0 から 23 までの Integer 値として返します。

または、引数が Integer 値の場合は、入力が時間数の TimeSpan カラムを作成します。

例:

Hours([TimeSpan Column])

Hours(10)

Millisecond(Arg1)

DateTime または Time のカラムからミリ秒を抽出します。結果は、0 ~ 999 の間の整数です。

例:

Millisecond([Time Column])

Milliseconds(Arg1)

TimeSpan のミリ秒数を 0.0 から 999.0 までの Real 値として返します。

または、引数が Real 値の場合は、入力がミリ秒数の TimeSpan カラムを作成します。

例:

Milliseconds([TimeSpan Column])

Milliseconds(123.45)

Minute(Arg1) DateTime または Time のカラムから分を抽出します。結果は、0 ~ 59 の間の整数です。

例:

Minute([Time Column])

Minutes(Arg1)

TimeSpan の分数を 0 から 59 までの Integer 値として返します。

または、引数が Integer 値の場合は、入力が分数の TimeSpan カラムを作成します。

例:

Minutes([TimeSpan Column])

Minutes(50)

Month(Arg1) Date または DateTime のカラムから月を抽出します。新規カラムの基本となるデータは 1 ~ 12 の間の整数ですが、地域の設定に基づいて書式設定された出力が決定されます。

例:

Month([Date Column])

Quarter(Arg1) Date または DateTime のカラムから四半期を抽出します。新規カラムの基本となるデータは 1 ~ 4 の間の整数ですが、地域の設定に基づいて書式設定された出力が決定されます。

例:

Quarter([Date Column])

Second(Arg1) DateTime または Time のカラムから秒を抽出します。結果は、0 ~ 59 の間の整数です。

例:

Second([Time Column])

Seconds(Arg1) TimeSpan の秒数を 0 から 59 までの Integer 値として返します。

または、引数が Integer 値の場合は、入力が秒数の TimeSpan カラムを作成します。

例:

Seconds([TimeSpan Column])

Seconds(10)

Today() 現在の日付を返します。

例:

Today()

TotalDays(Arg1) TimeSpan の日数を、整数と小数で表した実数値として返します。

例:

TotalDays([TimeSpan Column])

TotalHours(Arg1) TimeSpan の時間数を、整数と小数で表した実数値として返します。

例:

TotalHours([TimeSpan Column])

TotalMilliseconds(Arg1) TimeSpan のミリ秒数を、整数と小数で表した実数値として返します。

例:

TotalMilliseconds([TimeSpan Column])

TotalMinutes(Arg1) TimeSpan の分数を、整数と小数で表した実数値として返します。

例:

TotalMinutes([TimeSpan Column])

TotalSeconds() TimeSpan の秒数を、整数と小数で表した実数値として返します。

例:

TotalSeconds([TimeSpan Column])

Week(Arg1) Date または DateTime のカラムから 1 ~ 54 の間の整数として週を抽出します。年の最初の週は地域の設定に基づいて決定されます。

例:

Week([Date Column])

Year(Arg1) Date または DateTime のカラムから年を抽出します。結果は Integer 型です。

例:

Year([Date Column])

YearAndWeek(Arg1) Date または DateTime のカラムから年と週を抽出します。結果として Integer (年*100 + 週数) が返されます。たとえば、日付が 2005-10-13 の場合は 200541 が返されます。

例:

YearAndWeek([Date Column])

関数」も参照してください。