複合グラフを作成する

複合グラフでは、棒と線の両方を単一のビジュアライゼーションに表示することができます。オーバーレイ効果により、線を棒の上に描画して、データ内の異なるカラムまたはカテゴリの値を簡単に比較することができます。トレンドを識別でき、偏差を直接特定することができます。



複合グラフは、棒グラフとラインチャートの両方に類似しています。これらのビジュアライゼーションと同様に、通常数値データを含むカラムは Y 軸上で選択されます。X 軸の各データ点に対して、データは Y 軸上の値に集計されます。集計値の例としては、合計または平均があります。これらの値は、比較する各カラムまたはカテゴリの棒または線の形式で表示されます。

比較するカラムまたはカテゴリを色分けして区別することができます。色はレジェンドの「シリーズ」軸で指定され、ここでは集計値を棒で表示するか線で表示するかも指定します。

X 軸では、カテゴリ値を含むカラムが選択されます。または、一定の経過時間内のデータを比較するときは時間データを含むカラムが選択されます。

上記のようにデータ内のカラムを比較したり、以下に示すようにカラム内の異なるカテゴリを比較したりすることができます。



何を表示するかに応じて、あるいはロードされたデータをどのように整理するかに応じて、複合グラフの設定方法は異なります。

データ カラムを比較する

手順

  1. オーサリング バーで、[ビジュアライゼーション タイプ] をクリックしてフライアウトを開きます。
  2. 複合グラフのビジュアライゼーション タイプを分析ページの希望の位置にドラッグします。
    複合グラフの提案が表示されます。ただし、線は描画されず、棒のみが描画されます。
  3. Y 軸で、棒または線として表示するカラムを選択します。
    選択されたそれぞれのカラムで、棒は特定の色を使用して描画されます。レジェンドの [シリーズ] 軸は (カラム名) に設定されます。
  4. これらの Y 軸上のカラムのそれぞれについて、表示する集計値のタイプを選択します。
  5. レジェンドの [シリーズ] 軸でカラムをクリックし、[棒として表示] または [線として表示] のいずれかの表示オプションを選択します。

  6. X 軸で、値を比較する 1 つ以上のカラムを選択します。

    時刻カラムを選択する場合は、時刻データを階層的に表示すると役に立ちます。

四半期ベースの予算の見積金額と実際の金額を比較する場合を考えます。以下の [Actual] および [Budget] カラムには、それぞれ毎月の実際の金額と見積金額が含まれています。

予算の見積金額に対する実際の金額を比較するために行った設定を確認します。偏差は簡単に特定できます。たとえば、Q3 では予算を大幅に超過しています。

カラム内のカテゴリを比較する

手順

  1. オーサリング バーで、[ビジュアライゼーション タイプ] をクリックしてフライアウトを開きます。
  2. 複合グラフのビジュアライゼーション タイプを分析ページの希望の位置にドラッグします。
    複合グラフの提案が表示されます。ただし、線は描画されず、棒のみが描画されます。
  3. Y 軸で、値を提示するカラムを選択します。
  4. 選択したカラムに対して表示する集計値のタイプを選択します。
  5. レジェンドの [シリーズ] 軸で、比較するカテゴリを含むカラムを選択します。
  6. 次に、カテゴリをクリックし、[棒として表示] または [線として表示] のいずれかの表示オプションを選択します。

データテーブルには、店舗の場所と性別ごとに分けた売上高が含まれています。

次の複合グラフは、女性と男性の売上高の合計の差を表示するために行った設定を示します。