JMSイベントトリガーの作成
この手順では、JMSイベントトリガーを構成する方法について説明します。
JMSイベントトリガーを作成するには
1.キューまたはトピック接続ファクトリーを持つJMSコネクターをTDVで使用できるように構成します(まだ行っていない場合)。詳細については、『TDV Administration Guide(TDV管理ガイド)』を参照してください。
2.リソースツリーで新しいリソースを追加できる場所を右クリックし、[New Trigger(新しいトリガー)]を選択します。
3.[Input(入力)]ウィンドウで、トリガーの名前を入力し、[OK]をクリックします。
4.右側に表示されるトリガーエディターで、[Enable Trigger(トリガーを有効にする)]チェックボックスをオンにしてトリガーを有効にします。
5.[Condition Type(条件タイプ)]で、[JMS Event(JMSイベント)]を選択します。
6.[Condition(条件)]ペインで、次のフィールドに値を入力します。
フィールド | 説明 |
[Connector(コネクター)] | Web Managerの[CONNECTOR MANAGEMENT(コネクターの管理)]ページに表示されるJMSコネクターの名前(初期コンテキストファクトリー、JNDIプロバイダーのURL、キュー接続ファクトリーの構成を含む)。 |
[Destination(送信先)] | 接続ファクトリーの送信先の名前(キューまたはトピック)。 |
[Selector(セレクター)] | JMSメッセージセレクターにより、クライアントは、目的のメッセージをヘッダーフィールド参照とプロパティ参照で指定できます。ヘッダーとプロパティの値がセレクターと一致するメッセージのみが配信されます。たとえば、SQL WHERE句の構文を使用するセレクター条件は次のようになります。 'uname'='admin' |
メッセージが配信されないことの意味は、使用されているMessageConsumerによって異なります。
— メッセージのヘッダーフィールド値とプロパティ値がセレクター内の対応する識別子と置き換えられたときにセレクターがtrueと評価された場合、メッセージセレクターはメッセージと一致します。
— メッセージセレクターは、SQL92条件式構文のサブセットに基づく構文を持つ文字列です。メッセージセレクターの値が空の文字列の場合、値はnullとして扱われ、メッセージコンシューマーのメッセージセレクターがないことを示します。
8.トリガーの[
Info(情報)]タブで、トリガーのプロパティを指定します。[Maximum Number In Queue(キュー内の最大数)]以外のすべてのフィールドについては、「
リソースに関する情報の取得」を参照してください。[Maximum Number In Queue(キュー内の最大数)]フィールドについては、以下で説明します。このフィールドは、JMSトリガーでは動作が異なります。
[Maximum Number In Queue(キュー内の最大数)] — JMSトリガーの場合、このフィールドはTDVサーバーによって常に0に設定され、変更することはできません。このように設定されるのは、各JMSトリガーが、その処理が完全に済み、JMSサーバーから別の保留中のメッセージを受信できるようになるまで、一度に1つのメッセージしかメモリーに保持できないことを示すためです。つまり、TDV内ではメッセージキューは実行されません。
9.トリガーを保存します。[Save(保存)]オプションが有効になっていない場合は、[File(ファイル)] > [Refresh All(すべて更新)]を選択してリソースを更新し、[Save(保存)]オプションを有効にします。