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ODataを使用したデータベースサービスへのリソースの公開
ODataを使用して、リソースをデータベースサービスに公開できます。
リソースの一意のインデックスを作成し、2つ以上の列をインデックス列として選択することで、公開したODataリソースのフィルタリングに複数の列を使用できます。
データベースサービスのリソースを公開し、ODataオプションを定義するには
1.データベースサービスへのリソースの公開」に記載されている指示に従います。
2.作成したデータベースサービスを開きます(Data Services/Databasesのすぐ下のレベルで)。
[OData]パネルにデータベースサービスが表示されます。
ODataを使用して公開するビューまたはテーブルには、主キーが必要です。主キーが存在しない場合は、作成する必要があります。詳細については、「[Indexes(インデックス)]パネルでのビューまたはテーブルの主キーの定義」を参照してください。
ODataプロデューサーのエンドポイントサービスURLのリストが公開されます。テーブルリンクを含む公開データベースのデータソース、カタログ、またはスキーマごとに1つのプロデューサーエンドポイントがあります。
3.[OData]パネルの[Transport Level Security(トランスポートレベルのセキュリティ)]セクションで、次のオプションのいずれかを選択します。
TLSオプション
説明
[Enable SSL/TLS(SSL/TLSを有効にする)]
SSL/TLSを使用したHTTPSプロトコルによるODataエンドポイントへのアクセスを許可し、ネットワーク上でデータを保護します。次の2つのオプションのいずれかにアクセスするには、このオプションをオンにする必要があります。このオプションは、[Require SSL/TLS(SSL/TLSが必要)]または[Validate Client Certificate(クライアント証明書を検証)]をオンにした後、オンのまま淡色表示されます(オフにできなくなります)。
[Require SSL/TLS(SSL/TLSが必要)]
これをオンにすると、HTTPアクセスが無効になり、ODataエンドポイントへのアクセスにHTTPSを使用する必要があります。
[Validate Client Certificate(クライアント証明書を検証)]
これをオンにした場合、クライアントは認証時にサーバーに証明書を提示する必要があり、サーバーはそれを検証する必要があります。
4.[HTTP Authentication Methods(HTTP認証方法)]セクションで、表に記載されているオプションを1つ以上選択します。
認証オプション
説明
[Basic(基本)]
ユーザーが認証用にプレーンテキストのユーザー名とパスワードの資格情報を提示できるようにします。
[NTLM]
ユーザー名とパスワードの資格情報の認証にNTLMプロトコルを使用できるようにします。
[Digest(ダイジェスト)]
ユーザー名とパスワードの資格情報の認証にダイジェストベースのプロトコルを使用できるようにします。
[Negotiate(ネゴシエーション)]
クライアントとサーバーがNTLMまたはKerberosプロトコルのどちらを使用するかをネゴシエートできるようにします(したがって、Kerberosを使用できるようにします)。
5.[Unsupported(サポート対象外)]セクションで、ODataを介して利用できないリソースのリストを確認します。
[Reason(理由)]列で、リソースがサポートされない理由を説明します。リソースがこのリストに表示される原因となった問題を修正するかどうかを決定します。たとえば、主キーがないリソースに主キーを追加できます(「[Indexes(インデックス)]パネルでのビューまたはテーブルの主キーの定義」)。
6.変更を保存します。
7.オプションで、フィルタリングに複数の列を使用するには、フィルタリング用の列を1つ以上指定します。「[Indexes(インデックス)]パネルでのビューまたはテーブルの主キーの定義」を参照してください。