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TDVで利用可能なインクリメンタルキャッシングオプション
インクリメンタルキャッシングは、最初のキャッシュロード後、キャッシュの再ロードではなく更新のみを行ってデータソースの変更を反映することで、キャッシングのパフォーマンスを向上させます。リソースは、データソース内のリアルタイムデータとの同期が維持される、高可用性と応答性に優れたキャッシュとしてインクリメンタルに保持されます。TDVのインクリメンタルに保持されるキャッシュは、認証および承認されたエンドユーザークライアントに、オンデマンドでデータ結果を提供できる同期データサービスを提供します。次の2つのオプションを使用できます。
プルベースのインクリメンタルキャッシング
プッシュベースのインクリメンタルキャッシング
プルベースのインクリメンタルキャッシング
プルベースのインクリメンタルキャッシングは、TDVキャッシングメカニズムと2つのスクリプトを使用して設定できます。プルベースのインクリメンタルキャッシングでは、ユーザーまたはクライアントアプリケーションは、キャッシュのコピーを集中管理されるキャッシュコピーと同期するように要求する必要があります。プルベースのインクリメンタルキャッシュの詳細については、「プルベースのインクリメンタルキャッシュの設定」を参照してください。
プッシュベースのインクリメンタルキャッシング
プッシュベースのインクリメンタルキャッシングは、ネイティブTDVキャッシングメカニズムとTDVキャッシュ管理サービス(CMS)を使用してセットアップし、中央イベントサーバーを構成できます。インクリメンタルキャッシュにデータを格納するオブジェクトからの通知をサブスクライブしている場合、サブスクライブされたクライアントは、結果セットが更新されるたびに通知されます。プッシュベースのインクリメンタルキャッシュの詳細については、「Oracle用のプッシュベースのインクリメンタルキャッシングの設定」を参照してください。