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実行プランを使用したデータシップのクエリーの評価
Studioの実行プランは、クエリーがデータシップを利用できるかどうかを示します。別々のソースに存在するテーブルのデータを含むビューとプロシージャを作成する際には、データシップの最適化によってクエリーのパフォーマンスが向上するかどうかが実行プランに示されます。
クエリー開発フェーズ中に、データシップクエリープランのパフォーマンスがデータシップなしの標準クエリープランよりも優れていることを確認します。場合によっては、2つの異なる種類のデータソース間でネットワークを介して非常に大きなテーブルを送信する時間コストが、通常どおりクエリーを処理するのとほぼ同じくらいのコストになる可能性があります。
データシップの最適化を使用するようにデータソースを構成した後、そのデータソースで実行されるクエリーを評価し、それらのクエリーがデータシップの恩恵を受けられるかどうかを判断する必要があります。クエリーがデータシップの最適化の恩恵を受けられる場合は、それ以上何もする必要はありません。クエリーがデータシップの恩恵を受けられない場合は、クエリーSQLのヒントでこの機能を無効にする必要があります。
実行プランフィールドとその意味については、「パフォーマンスチューニング」を参照してください。
実行プランを使用してクエリーを評価するには
1.Studioを開きます。
2.評価するクエリーがあるビューまたはプロシージャを開きます。
3.クエリーが、データシップソースとして機能できる2つ以上のデータソースと、送信されたテーブルを受信するデータシップターゲットとして機能できる少なくとも1つのデータソースの間のSQL操作であることを確認します。
4.[Show Execution Plan(実行プランの表示)]をクリックして、[Execution Plan(実行プラン)]タブを表示します。
 
5.クエリー実行レポートを確認します。特に以下の点に注意してください。
 
詳細
説明
[Estimated rows returned(返される行の推定数)]
SQL要求の送信コストの見積もりには一般に使用されないテーブルのカーディナリティから推定された値。Netezzaの場合、Explain Plan関数を使用してクエリーのコストを決定します。Netezzaの場合、[Estimated rows returned(返される行の推定数)]フィールドの値は「不明」になります。
[Data Ship target(データシップターゲット)]
SQL実行の結果を送信する場所。データシップターゲットの存在は、データシップが実行されることを示します。
[Data Ship Notes(データシップに関する注記)]
転送される行の推定数と、コスト見積もりを取得するために費やされる時間に関するレポート。条件によってデータシップの使用がブロックされる場合、このフィールドには通常、最適化を除外した条件、ケース、またはオプションが記述されます。
6.他のクエリーを実行して、テーブル作成のコストや取得時間全体に加算されるその他のクエリー初期化コストなどの統計情報を表示します。
実行プランのボタンとコントロールについては、「[Execution Plan(実行プラン)]パネル」を参照してください。実行プランの使用と結果の評価については、「SQL実行プランの操作」を参照してください。