Spotfire Qualification
Spotfire Qualification を使用すると、Spotfire のインストールが (別々のコンピュータ上、開発/試験/実働の各環境、または Spotfire のアップグレード後などで) 異なっていても、Spotfire での分析により得られる結果が同じであることを検証できます。Spotfire Qualification には、Spotfire 分析のすべての部分をエクスポートするエクスポート ツールが含まれています。最初のエクスポートは手動で検証し、そのエクスポートが正しいことを確認したら、それを至適基準として使用します。次に、Spotfire Qualification の比較ツールがその至適基準と比較対象のその他のエクスポートとを比較して、エクスポート間の相違をレポートします。
注: バージョン 12.5.0 以降、Spotfire はエクスポート ツールとは異なるグラフィックス バックエンドを使用してイメージをレンダリングします。比較ツールは、至適基準と比較エクスポートの相違をレポートしませんが、Spotfire での分析とエクスポートに視覚的な違いがある場合があります。

Spotfire の適格性を証明するには
- 分析を作成します。すべてのビジュアライゼーション、テーブル、計算などを含んだ、証明の対象となる分析を作成します。
- 至適基準を作成します。Qualification のエクスポート ツールによって分析をエクスポートし、そのコンテンツを手動で検証することによって、その分析の至適基準を作成します。
- エクスポートを作成します。Spotfire の適格性を証明する必要がある別のコンピュータ上または環境上で、同じ分析のエクスポートを作成します。
- 新しいエクスポートを比較します。Qualification の比較ツールを使用して、新しいエクスポートと至適基準とを比較し、新しいエクスポートが至適基準と同じであることを確認します。
- 潜在的な相違を処理します。比較用のエクスポートと至適基準の中にある潜在的な相違を処理し、新しい至適基準を作成します。
これらの各ステップについては、それぞれのヘルプ ページで詳しく説明します。
Qualification ツールにアクセスするには、SpotfireQualification.spk が Spotfire Server にディプロイされていて、「Qualification エクスポート ツール」と「Qualification 比較ツール」の各ライセンス機能が有効になっている必要があります。ライセンス機能を有効にする方法の詳細については、「ライセンスを設定する」を参照してください。- Spotfire Qualification を使用する
Qualification ツールは通常、分析を至適基準と比較するために使用します。 - 制約
分析とエクスポートには、比較すると常に異なる部分があります。たとえば、式でメソッドDateTimeNow()
を使用している場合、エクスポート間で時間が異なるため、ファイルに相違が生じます。Qualification ツールを使用する場合、以下の制約も考慮しなければならないことがあります。 - 設定
以下の設定は、アドミニストレータがユーザーのグループに対して指定します。これらの設定は、Qualification ツールの使用時に何をエクスポートし、エクスポート レポートに何を表示するかを指定するものです。 - Qualification ツールの詳細
このセクションでは、Qualification ツールで使用できるさまざまなダイアログについて詳しく説明します。 - コマンド行パラメータ
Spotfire および Qualification エクスポート ツールはコマンド行から実行できます。コマンド行パラメータを使用すると、ユーザーの対話操作なしに分析をエクスポートできます。コマンド行から分析をエクスポートすると、Spotfire にその分析が開かれ、ファイルのエクスポートが作成されてから、Spotfire が終了します。これを行えるのは、ディスクに格納されているファイルとライブラリーに格納されているファイルの場合です。
親トピック: 管理