TIBCO Spotfire® Business Author and Consumer User's Guide

AllNext()

階層のレベル内の後続するノードとともに現在のノードを参照する場合は、AllNext() ナビゲーション メソッドを使用します。

以下に例を示します。



たとえば、2019 年第 4 四半期が現在のノードである場合、AllNext() ナビゲーション メソッドを使用すると、2019 年第 4 四半期および 2020 年第 1 ~第 4 四半期の 5 つのノードを参照します。

AllNext() メソッドと AllPrevious() メソッドは類似したものであり、ノードの値を集計するのに役立ちます。

注: 例で使用される式はインメモリ データが使用されることを前提としています。

棒グラフには、テストでさまざまなレベルに達した生徒の数が表示されています。たとえば、52 人の生徒がレベル 1 に達し、131 人がレベル 6 に達しました。



ここで、レベル 5 以上に達した学生の割合を知りたいとします。AllNext() メソッドと All() メソッドを使用する以下の式を値の軸に適用します。



式が各ノードに対して返す結果を説明するために、レベル 5 を再評価する現在のノードとして使用します。最初の OVER 式 (Count([Students]) OVER ( AllNext ([ Axis.X ])) は、レベル 5 以上に達した生徒の数、すなわち 316 (185 + 131) を返し、その他の部分である Count([Students]) OVER (All([ Axis.X ]))) は、生徒の総数 754 を返します。つまり、754 名のうち 316 名、つまり約 41.91% (316/754) は少なくともレベル 5 に達しました。